第九十九話 ページ20
貴方「そんなことないです、ただ運動が好きなだけで....」
絵麻「すごいよ!私なんて全然...」
苦笑いを浮かべる絵麻さんに少しだけイラつきを覚えた
絵麻「Aちゃんは運動もできるし、料理もうまいし、歌も上手いし、背が高くて綺麗だし....、私が持ってないものいっぱい持ってるから羨ましいなぁ...」
貴方「あはは、そうですか?」
でもあなたは、僕に持ってないものをたくさん持ってるじゃないか....
運動はできなくても勉強はできる、歌はうまくなくても家事はできる、背が高くなく綺麗じゃなくても、女の子らしくて可愛いじゃないですか...
それに、兄弟たちから愛されてる....
貴方「じゃ、じゃあ僕は部屋に戻るね」
僕はそう言うと早足にその場をあとにした
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その日の夜は寝付けなかった
いつもより遊んで疲れているはずなのに、眠れない
貴方「水飲みに行こうかな...」
スマホを枕の横に置くと立ち上がり、リビングに向かった
?「__!」
?「___?!__!!」
リビングに近づくと言い争うような声が聞こえてきた
僕はそっとリビングを除く
梓「強引なやり方はよくないよ。
彼女のためにも君のためにも.....Aのためにも」
椿「...梓、俺いったよね?」
滅多に喧嘩なんてしない二人が喧嘩をしている
いつもの、軽いやつじゃなくて、本気の....
僕は、椿にぃの目を見てゾッとした、椿にぃ...本気だ...
椿「たとえ梓でも、彼女は譲らないって」
梓「うん、聞いたよ」
彼女?絵麻さんのこと...?
よく見ると後ろのソファのところに絵麻さんがいるのが見えた
椿「わかってて、やってるんだ」
梓「そうだよ」
梓「わかっててやってる」
椿「...そーなんだ」
雲間から除く月明かりに照らされた椿にぃの顔を見て、涙がこみ上げてくるのがわかった
.....椿にぃが、梓にぃを...睨んでる...?
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黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時