【ブラザーズコンフリクト】おねぇちゃんなんか大ッ嫌い！３

第九十六話 ページ17

棗「二人とも疲れてるだろ？」




棗にぃがキッチンに入ってくる
それと同時に僕のケータイがなった



貴方「あっ、ごめん、ちょっと出てくる」


絵麻「う、うん」



そう言ってベランダに出る
相手は...蘭香か....



貴方「もしもし？」


蘭香『あっ、Aー？どう？楽しんでるー？』


貴方「うん、まぁまぁ、で？要件は？」



少しテンションの高い、蘭香がそう聞いてくる



蘭香『ふふ〜、まぁ、急かさないでよ〜』



....蘭香もしかして、飲んだ？
そう思いつつ、蘭香の話を聞く



貴方「うん、なに？」


蘭香『今ね、カラオケなんだけど！Aも歌おう♪』


貴方「....は？」



蘭香の言っていることが理解できない



蘭香『だ〜か〜ら〜、歌お！』


貴方「...どうやって？」



そう聞くと、ぴっぴっとパネルを操作する音が聞こえてきた



蘭香『私が、こっちで音楽流すから、スピーカーにして歌って！』



蘭香がそう言ってる後ろで少し声が聞こえてくる
クラスの人たちだろうか...？



蘭香『みんな〜、Aが歌うってー！』


貴方「ちょ？！」



蘭香が叫ぶと、おぉ！っと言う声が聞こえてきた
ここは仕方ないか...と思い、歌うことにした
中に音が聞こえなかったらいいけど...



蘭香『何がいい〜？♪』


貴方「...いつのもの....」


蘭香『おっけ〜』



またぴっと操作する音が聞こえてくる
そして間奏が流れ始めた
僕はイヤホンを外してケータイをおいた



そして、大きく息を吸う

第九十七話→←第九十五話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す