第九十四話 ページ15
貴方「....はぁ」
入学式からだいぶ経った今日は、五月
僕はなぜか別荘に来ていた
絵麻「ごめんね?なんか、結構無理やり連れてきちゃって...」
貴方「あーっ、いいんですいいんです...うん、」
理由は絵麻さんに誘われたから、もともと三つ子さんとちと行く予定だったらしいんだけど、木曜日になっていきなり一緒に来て!と言われ...
絵麻「本当にごめんね...?」
貴方「やっ、ほんとにいいですよ、僕も海来たいと思ってましたしー...」
海に来たいと思っていたのは事実、なんとなくスケッチしたいと思ってたからちょうど良かったんだけど...、うん、なんで僕なの?
梓「でも、めずらしいね、Aが一緒に来るなんて」
貴方「んー?そう?」
生半可な返事をしながら大きめのバックから絵の具だの色鉛筆だのを取り出す
貴方「んー...、花がない...、ちょっと絵麻さんそこに立ってもらえます?」
絵麻「えっ?う、うん」
僕は絵麻さんを見ながら画用紙に絵を書いていく
5分くらい書いて出来上がった
貴方「もういいですよ、はい」
僕は描いた絵を絵麻さんに渡す
絵麻「わぁ...すごい上手だね!」
絵麻さんはそれを嬉しそうに受け取ってくれた
椿「えー、なになに?Aが、絵書いてんのー?」
貴方「うん、」
椿「俺も書いて!!」
貴方「いいよ」
そう言って、椿にぃをちらちら見ながらスラスラと絵を書いていく
デッサンも得意だし、普通にアニメ絵もかける
今はデッサン書いてるけど
貴方「はい」
椿「おぉ!相変わらずうまいな〜」
椿にぃも嬉しそうに絵を受け取ってくれた
棗「しかし、うまいもんだな、よくそんなのが書けるもんだ」
貴方「慣れだよ、慣れ」
棗にぃが絵を覗き込んでそう言った
梓「その威力をもう少し勉強にも使ってくれるといいのにね」
梓にぃはクスクス笑いながら、そう言ってきた
貴方「少なくとも、椿にぃより馬鹿じゃないから大丈夫」
椿「そんなことないし!」
久しぶりにこう言う言い争いするな〜とか思いながら話してたら、絵麻さんも嬉しそうに笑ってた
みんなも、今は笑顔でいてくれる...、そう思ったら嬉しくて顔がゆるんだ
貴方「ふふ...」
椿「っ?!///」
梓「...///」
棗「っ//」
思わず笑うと、なぜか顔が赤くなる三人...
な、なに...まじで
絵麻「Aちゃんの笑顔って、いつも思うけど、すごく綺麗...」
絵麻さんがそう言った
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黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時