検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:42,014 hit

第九十二話 ページ13

今日は入学式、なんだけど、諸事情で風斗の乗っているタクシーに乗せてもらった



運転手「つきましたよ」



運転手さんがそう言うとそそくさとタクシーを降りていく風斗



貴方「ありがとうございました」



僕はお金を置いてからニッコリと微笑んでタクシーを降りた
すると、周りがすっごくうるさかった←



貴方「ねぇ、風斗、目立ってる」


風斗「仕方ないでしょ」


貴方「はぁ...」



風斗は地味に僕に手を掴んでずんずん歩いていく



侑介「ふ、風斗とA?!」



すると、歓声に負けないくらい大きい侑にぃの声が聞こえてきた



侑介「なんで、オメーらがここにいんだよ!!」


風斗「おはようございます」



風斗は絵麻さんのそばまで行くと、にやにや笑いながら大げさな仕草で一礼する



風斗「今日から陽出高校に入学することになりました、朝日奈風斗です。よろしくお願いします
 センパイ」



風斗がわざとらしく言った
さぁ〜て、僕も猫かぶらないとな...



貴方「おはようございます、先輩方!私、朝日奈Aです!よろしくお願いしますねっ!」



ポニーテールにしたかみを揺らしながらニッコリと挨拶をする
風斗はまたか...みたいな感じで僕を見ているけど、こっちの僕を知らない三人はポカーンとしている



貴方「あっ、風斗くんもう行く?サボる?」



サボるっていう選択肢があっていいのかしらないけど、小声で、風斗にくんずけしながら聞く



風斗「サボるに決まってんでしょ?」



風斗も小声で答えてくる
その返事を聞いてから、三人に頭をさげ、歩き出す



風斗「ていうか、相変わらず猫かぶるのうまいよね、僕よりうないんじゃない?」


貴方「そう?そんなことないよ」



学校では結構猫かぶってる僕、そのためそこそこ友達はいるけど、素で接しているのは蘭香と太一だけ



風斗「じゃ、僕行くね」


貴方「はいはい、もう、入学式くらいでなよね」


風斗「Aは出る気あんの?」


貴方「一応...ね、まっ、わかんないけど」




風斗はそうと言ってどっかに歩いて行った

第九十三話→←第九十一話_絵麻side_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (85 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
279人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。