無個性でもヒーローになれる！２！ (ページ37)

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ゲートまであと５ｍ。
ゲート(合格)は目の前なのに…
脱出できない

なら

ガシャンッ

ス「なっ‼」

カフスをつければいいよね。

リ《報告～～障子・葉隠・三毛縞チーム条件達成‼》

葉「やった～～‼」

障子「間に合ったのか」

カフスを腕につけた先生が唖然と私を見る。

ス「カフスは障子が人数分もって…」

『そなえあればうれしいな』

ス「は？」

『障子君が持ってた１つは私がもってた手錠です。そのガスマスクじゃ形だけで決めつけて油断しましたね？ダメですよ。プロが油断しちゃ。最近の生徒は手錠持ってるんですよ』

ス「絶対に嘘だろ」

『さぁ？どうでしょう』

少なくとも私は持ってるし他校だけど業も持ってる。…あ、あいつは首輪だわ。

先生と話していると障子君と(おそらく)透ちゃんがこっちに向かってきた。

障「間に合った…んじゃないのか」

葉「カフス‼」

『この位置で肩掴まれちゃって…直前にカフスと手錠を取り替えておいて良かったよ』

これで残るチームは切島君のチームと三奈ちゃんのチームとお茶子ちゃんのチーム。そして峰田君のチームだったはず…。放送の聞きこぼしがなければあってる。

残り時間も少ないし下手したら全員合格はキツイかもしれないな