無個性でもヒーローになれる！２！ (ページ4)

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第一回戦が終了し小休憩を挟む。
居場所の検討がついていない心操作君よりも居場所のわかるお茶子ちゃんの元へ。

控え室から出久が出て行くのが見えた。
このまま会場へ行くつもりだろう

控え室前に到着しノックをしようとすると中かからしゃくり声が聞こえる。
ドアに背を預けお茶子ちゃんを待つ事にした。

数分後、目を赤く腫らしたお茶子ちゃんが出てきた。

麗「Aちゃん‼え、なんで⁉」

『お疲れ様。すっごくカッコよかったから伝えたくて』

麗「負けてもうたけど…」

『でも次がある‼来年も再来年もある。学年上がる前にもあるかもしれない。過程で何回負けようが最後に笑ったら勝ちだよ』

麗「最後って…卒業？」

『それはわかんない。卒業までに一回勝ててもプロになったら負けるかもだし…死ぬ時かな』

麗「スケール‼」

『冗談。最後はお茶子ちゃんが決めるんだよ。この期間は死ぬまでの間にどこでも好きな時で止められる。死ぬ時かもしれないしプロになるまでかもしれないし引退の時かもしれない。それはお茶子ちゃんが納得した時じゃないと意味ないけど』

麗「そうやね！一回くらい負けても次勝てばええんやもんね‼それに一回負けたからこそ…想いも強なった‼次は負けん‼」

『その意気だよ‼』

麗「でも、今日はAちゃんがウチの仇とってほしいな」

『…それじゃぁまずは常闇君に勝たないと』

麗「頑張ってな‼」

『もちろん‼』

席に行く前にお茶子ちゃんの目を冷やしに行こうとしたが、本人に“早くデクくんの戦い見に行かないと”と急かされたのでそのまま席へ。

飯田君に変な誤解をされた。
目を潰されたって…爆豪君のことどう思って…爆豪君ならありえそうで怖い。