無個性でもヒーローになれる！２！ (ページ27)

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アレから5日目にはガンヘッドが来てくれてお茶子ちゃんと一緒に組手を見てもらい、6日目はまさかの相澤先生が来て先生とひたすら組手をさせられた…一度も勝てなかった。

最終日の今日は

『ラスボス…』

烏「何か言ったか？」

『いや、空耳かと』

烏「そうか」

訓練場には烏間先生とビッチ先生と私しかいない。これは烏間先生と組手フラグかな

烏「準備できたか？」

『はい‼にしても烏間先生と組手なんて久しぶりですね』

烏「？組手？」

『え？』

組手じゃないの？

ビ「あ」

『あって何⁉あって‼』

烏「イリーナ…伝えてないのか」

ビ「ごめんなさい‼」

慌てるビッチ先生にため息をつく烏間先生。

烏「すまない三毛縞さん。俺が直接伝えておくべきだった。今から出かけるが…」

『えっと…超体操着(この服装)でいい場所なら…あの、どこに何しに行くんですか？』

烏「椚ヶ丘に“敵(ヴィラン)”退治だ」

『・・・はい？』

『あー敵退治ってこうゆう…びっくりした』

先生達について行って山に来ると防衛省の訓練場でよく一緒に訓練していた人達。
山に着いた途端に意気揚々と人質になりに行ったビッチ先生。

烏「本当の事件現場に行くわけないだろう。彼らは敵、君はヒーローでこの山のどこかにいるイリーナ(人質)を救うのがミッションだ。敵は捕まえるも避けるもよし好きにしていい。制限時間は2時間。タイムオーバーした場合は君だけ走って帰ってきてもらう」

『は、はい』

本当に鬼だこの人…

ビッチ先生を見つけるためにとりあえす上に登り探すことに。

烏【彼等はあたり間の様に個性を使ってくるからな】

ここは私達の私有地。ここなら野外でも私達の許可があれば個性は使える。皆が許可してくれたんだろうな。
ここは目を瞑ってだって走れる慣れ親しんだ場所。“意識をしなければ”勝手に違和感に気づく。

「いって‼」
「ぐっ」
「うわぁっ‼」

隠れていた３人にペイント弾を撃ち込む。エンデヴァーさんに教えてもらった事が早速。

筋肉増強系の個性の人や水を操る人、1番厄介だったのは植物を操って人かな…それらの人を乗り越えて教室。ビッチ先生がいた。椅子に座らされロープで縛られている。周りに誰もいなく教室に入りビッチ先生のロープを解く。

ビ「案外早かったのね」

『まだ終わってないよ。先生連れて山から出ないと』

ビッチ先生を抱え下山。タイムは1時間46分。
これで走って帰らなくてすむ。