無個性でもヒーローになれる！２！ (ページ22)

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焦凍と一緒にエンデヴァーの後ろに付きパトロール。
この辺はまぁまぁ治安もいいため学生を連れての体験にはもってこいの地域。

問題があったとしても学生のいざこぜやひったくり、万引き等犯罪的には比較的小さめな事件が多い。

エ「パトロールで1番大切な事は知ってるか」

前にいるエンデヴァーが目線だけこちらに向けて問いかけてきた。

大切な事…

『即断即決…ですか？』

エ「それはパトロールだけじゃないだろう。1番は何も意識しない事だ。はじめから敵(ヴィラン)がいるとわかっていれば別だが。犯罪は小さな違和感から発見される事が多い。その違和感は見つけようとすればするほど見つからない。だから意識をするな」

性格が半分腐っててもやっぱりNo.2…言ってる事に説得力がある。風格も相俟ってかもしれないが。

パトロール中、ひったくり犯に出くわし、エンデヴァーに目をやると2人で対処しろと言われた。

走ってくるひったくりを薙ぎ倒し焦凍がそれを締め上げる。
取り返した荷物を取り上げて被害者に返す。

『あの…この人どうします？』

エ「警察へ連絡した。時期に来るまでおさえてろ」

『…これ使っていですか？』

エ「…なんだそれは」

『わさびとからしです』

エ「…使うな。俺の品格が崩れる」

この人に品格があるのか…アンチだらけだしユーモアがでていいかと思ったのに。

轟「A。そっち抑えてくれ」

『うん。あ、ロープいる？』

轟「持ってんのか」

『ガムテープもあるけど』

轟「抑えてるからロープで巻いとけ」

焦凍が抑え込んでいる間にロープでぐるぐる巻きにしていく。
この作業中に警察が来たらしく、エンデヴァーが対応しているのが目に入った。

ひったくり犯は警察に連行され、その後は何も起きる事なくパトロールは終了。

『なんか…小さな事件を全部学生に任せるところがなんとまぁ…エンデヴァーらしかった気が…』

轟「アイツ、あーゆう案件はほとんど相棒(サイドキック)達にさせてるしな」

『みみっちい…爆豪君と親子って言われた方が納得できる』

なんか、爆豪君は、プロになったらエンデヴァーのポジションにつきそう。
アンチ多めヒーロー。

＊＊＊
爆「あ゛⁉」

べ「どうした急に」

爆「うるせぇ‼つーかいい加減離せや‼」

なんか今、すっげぇイラついた…クソッ‼