無個性でもヒーローになれる！２！ (ページ21)

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焦凍を連れて昨日の訓練場へ行くと誰もいなかった。
やっぱり私だけなんだ。

『あー…私トレーニングしてるから焦凍はその辺に座って』

轟「俺もやる。ただ待ってるのは居心地が悪い」

焦凍もやってくれるなら対人セットもできるな。

『じゃぁ、腕立て100・腹筋100・スクワット100を3セットから休憩無しで組手を烏間先生が来るまで無限ループね』

轟「…お前、これやったのか？」

『死ぬかと思った。昨日は４３回目くらいで来てくれた』

轟「良く動けてるな今日」

鍛え方が違うので(物理)。

『2人で一斉に組手に入らなきゃだからペース合わせてね』

轟「わかった」

どれくらいの時間が経ったかは知らないけれど７回目の組手。

『はぁ…はぁ…っ‼はぁっ‼』

轟「っ‼…クソッ‼」

『倒れ…ないのかよ…‼うわぁ‼』

轟「一本…」

『うわぁ…はい、次…腕立…』

烏「終了。轟君も参加したのか」

いつの間にかエンデヴァーと烏間先生が室内にいた。

烏「何周回った」

『７』

烏「もう少し早い方が理想だ」

『やっぱ鬼だこの人』

前々から思ってはいたけど…鬼感が増した気がする…
もう動きたくないのが本音です。

エ「君…三毛縞さんだったか…家族の個性は？」

『え…。母が自分で描いた物を立体にできる個性で、父が心を読む個性ですが』

エ「兄弟はいるか」

『姉が人の嘘を見つける個性で、兄が物に魂を作る個性です』

なんなんだ…家族の個性をいきなり

エ「ふん…隔世遺伝も考えれるな…」

あ、察した。隔世遺伝のかけて婚約させる気か…確かに私の家系の個性はなかなか使い勝手がいいしな。

轟「おい。変な事企んでんじゃねーだろうな」

エ「安心しろ。まだ決めたわけじゃない」

どの変に安心要素があるのか…まぁ隔世遺伝なんて滅多にないし。

烏「エンデヴァー。そろそろ」

エ「あぁ。2人とも準備をしろ。パトロールだ」

『はい‼』

性格の相性に難はあるがNo.2のヒーローと一緒にヒーロー活動(パトロール)。
勉強できる事は沢山あるに違いない。