愛してないで頸を斬れ

壱 ページ3

〜次の日の夜〜


なんだかんだ…


昨日の鬼狩りさんが初めて話聞いてくれた人(鬼含め)だったな…


どのくらいの階級だったんだろう…


私は強い人みたいに、見ただけで強さが分かんないからな…


出来れば…庚くらいの人だったらいいなぁ…


童顔だったし13〜15くらいの年齢だと思う…


『どのくらい強いんだぁぁ…昨日の人ぉぉ…』


あの人が刀抜く前から自分語り(命乞い)始めたから


結局実力見れてないから…


いや、見たら死んでたかも！？


強いかもしれないし！






ガサ



『えっ！なんだっ！？』


時透「あ、いた」



『はぁ！？』


時透「こんばんは」


『なっ！なんなんすか！？今度こそ私を殺しに…？はいどうぞ！』


時透「もう死ぬことに抵抗とかないんだ…」


『だって貴方恩人やもん…唯一私の自分語り(命乞い)を無視せんかった人やもん…(方言)』


時透「他の奴ら最悪だね。」


『そうでしょ？……いや早く殺せ？』


時透「いい天気だねー(棒)」


『今は夜なんですけど？早く殺してくれ』


時透「今更だけど僕は時透無一郎。よろしく」


『死ぬときぐるぐる巡らせろってか？』


時透「じゃあまたね」


『素晴らしいほど話が嚙み合わない』


そういえば…


『時透無一郎って階級は？』


時透「あ、フルネームで呼ぶ感じ？…僕の階級は霞柱だよ。今度こそまたね」


ｽﾀｽﾀ









・







・









『は？』









あの人…





柱？





若いよ…？



すご…




“強いかもしれないし！”じゃねぇよ三分前の私！




まじかよ…









え？




柱なら…





何で私を生かしたの？





はっ！もしかして！




育てて食べるつもりじゃ…(逆)



明日も来るのかな…



ちょっと怖いな…

弍→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す