ハイキュ―！！ 孤高の姫とゆかいな妖怪達 青葉城西

夜 まっしゅ ページ12

「皆〜町へ出るよ〜」


今は夜。



満月の月明かりが城の中まで入り屏風の影ができている。





「おらァ！国見ィ！トロトロすんな！」



岩泉が叫んでいる。



その国見という男ーーー。



少し眠たがって着替えが遅い。





「外へ出るのめんどくさいです…」





「まあまあ国見ちゃん。そう言わずに」



ダルそうにしながらも着替える手を早める国見。



その10分後。





「よし、準備終わったね」



着替えを終えた召使いたちは帽子をかぶっている者や



普通より長めの丈の着物など少しまわり



と違う格好をしている。





「早く町へ行かんかい」



Aが召使いたちを追い払うように手を振りながら見下ろす。





「Aがこう言ってるぞ！早く町へ行くぞ！」



たまの自由時間の町へと門が開くーーー。

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