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episode.38「意地」 ページ39










「…おぇ」

「おやー、やばそうですね」





機嫌のわるそうなケージに水を渡す。





「なんでジェットコースター苦手なのに
遊園地なんて選んだのさ」

「……別に、」





ぷいっとそっぽ向く。

そんな素振りに、きっと女子たちはトキメクのだろうか。





「そんな状態じゃ、私のほうが優勢ですな〜」

「…じゃあ次、あれ」





指さしたのは、おんぼろな屋敷。

大分ボロついていて、少し薄気味悪い。

まさかだが、





「…お化け屋敷」

「そ、Aは余裕でしょ?」





え、なに、私を試しているの。

いや待って、私ソッチは苦手なんだけど。





「ほら、早く行くよ」





(さっきまでの体調はどこいったー!?)


ケージはずかずかと屋敷に近づいていく。

なにこの人、怖いよ。





「ちょちょ、ケージさん。貴方まだ体調悪いんじゃないの?
もう少し休んでいたほうがいいんじゃない?」

「いや、ぜんぜん平気だけど。
てかさっきの演技だし」





さらっと爆弾発言。

当の本人は気にせず屋敷の中へと進んでいく。





「ん、Aどうしたの?手、震えてるけど」

「えぇ〜、なんもないよ?」





だらだらと冷や汗が額に玉を作る。

その汗に前髪がくっついていく。





「…わっ!」

「ぎゃああぁぁ!!」





急にケージが脅かしてくるもんだから
女子らしからぬ声を出してしまったではないか。





「え、なに今のおぞましい声」

「なんだろうねお化け屋敷だから前のお客さんが出した声じゃない?」





もういやだ、早くでたい。





「A、手離していい?」

「え゛、なんで」

「痛い」





相当な馬鹿力でケージの手を
握り締めていた。

でもここで離したら
きっと私はここが墓となるだろう。





「怖くないんでしょ?」





悪戯に聞いてくる。

でも今は意地を張っている場合ではない。





「怖い、から、離さないで…」





その瞬間、ケージの動きが停止する。

鉄仮面のくせになにその顔…。





「……襲いてぇ」

「あほ」





普段のケージでした。








episode.39「偶然」→←episode.37「優勢」



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無気力さん(プロフ) - あくとさん» 遅くなってしまってすみません!ありがとうございます!頑張ります! (2018年3月30日 21時) (レス) id: 14336173ff (このIDを非表示/違反報告)
あくと - 続き楽しみにしています。 (2018年2月4日 15時) (レス) id: e7f9e66541 (このIDを非表示/違反報告)
無気力さん(プロフ) - アカアシモリフクロウラヴさん» しちゃうぜ〜〜!笑( *´艸`)ムフフ/// (2017年8月24日 23時) (レス) id: b833ef5e1c (このIDを非表示/違反報告)
アカアシモリフクロウラヴ(プロフ) - 無気力さんさん» 確かにねw月島イチャイチャして!是非ともぉぉ!!ww (2017年8月18日 19時) (レス) id: 1bd6eb8b1e (このIDを非表示/違反報告)
無気力さん(プロフ) - アカアシモリフクロウラヴさん» やーやー!といっても、こみゅにはちゃっかり来ちゃってたり笑 月島やばいよー、もっといちゃいちゃさせたい…! (2017年8月16日 12時) (レス) id: b833ef5e1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無気力さん | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年8月19日 17時

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