大天才 ページ9
相変わらず私の天才っぷりは続いている。
普通に考えれば当たり前かも知れないが前世の記憶が残ってる上に前世でも頭は良かった私は今もコソコソと高校生の参考書を読んでいるのだがこれくらいなら高校生でも余裕で1番狙えそうだ…
運動神経こそまずまずだが頭脳はそのまま引き継がれて、
その上悪役顔というか可愛いというより美人に近い？ちょっとつり目気味のキツい顔であるが綺麗な容姿も与えられて、
その上そこそこ、いや、かなりのお金持ち。
金持ち学校に入っても遜色ない位ではあるがそこは馴染める気がしないため私の希望で区立に行かせてもらっている。
強くてニューゲームだよ…
あぁこれで待ってる未来が不幸じゃなかったら幸せだったんだけどなぁ…
まぁそんなこといつまでも言っててもキリがない。
前世では漫画の世界だった故に桃瀬Aにざまぁみろと思っていたが自分がその立場になったらもちろん考えは360°変わる。
あぁ…なんて可哀想な私…
おい一人で黄昏てる私を可哀想な目で見るなクラスメイト。
｢あの…桃瀬さん。希望がないってことで桃瀬さんは借り物競争に決定しちゃったんだけど大丈夫だった…？｣
ジーザス！！！！！！！
ーーーーーーーーーーー
ということでやって参りました運動会。
借り物競争嫌いだよ…めんどっちぃ…
玉入れとかでいいじゃん…
言わずもがな運動神経の悪い私は運動神経をあまり問われないところに突っ込まれたようだ。
ちなみに研磨は玉入れ。黒尾はリレーと借り物と徒競走。多分。
後者に至っては自分で聞いた訳では無い。一応イケメン人気者の黒尾は色恋大好きなこの年代でもう既にモテモテだ。
なんか腹立つ。借り物は4、5、6だから黒尾とかぶる。
絶対負けたくない。
｢おー、Aじゃん。お前何出んの？｣
｢……借り物｣
私は今朝配られた運動会のプログラムに目を通しながら適当に答えた。
｢おっじゃあ俺と一緒じゃん！がんばろーな！｣
｢へー、あーうんがんばろー｣
なんでそんなに冷たいんだよーなんて項垂れる黒尾を横目にプログラムを再度確認した。
盛り上がる借り物競走は後半の方、トリを務める学年代表リレーの一つ前にセッティングされていた。
私は大役じゃないか…とさらに気分を落とした。
まぁ好きな人〜とかいうよく漫画にあるああいうお題入っていないとは思うのだけどめんどくさいことにならないように強く願った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 191人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マカロン - 設定がかなり斬新で読んでいてとても楽しかったです！ヒロイン役がどのようなキャラクターになるかが気になりますね。冬は寒いので風邪に気を付けてくださいね！ (2017年12月24日 9時) (
レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ - なんか、とっても続きが気になる作品です！！主人公ちゃんが幸せな終わり方を迎えられるのか...ワクワクしながら見守らせていただきます！！更新、無理をしない程度で頑張って下さい！ (2017年11月26日 8時) (レス) id: 366a64e600 (このIDを非表示/違反報告)
和音 - 初コメ失礼します！！この作品めっちゃ面白いです！！更新楽しみにしてます！ (2017年11月25日 18時) (レス) id: f0d773cbfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すかい | 作成日時：2017年11月25日 12時
