なんとなく油断 ページ5
そのあとは特に何もなく黒尾鉄朗と毎日意味の無い日々を過ごしていただけだから割愛しよう。
小学4年生になった。相変わらず天才天才と周りからはチヤホヤされていてまぁ悪い気はしないもんだ。
私には可愛い可愛い友達ができた。
キャラに関わってることにはなるけどかわいいものはかわいいのだ。油断は禁物だがこれ以上は関わらずわがままも 言わなければいいのだから。
「ねー!研磨!」
「なにA。離れてようざいよ。」
傷つくよーえーんえーんなんて泣き真似をしても容赦なく無視して本を読んでる研磨は無気力そのままだな、なんで思う。
「んーー研磨かわいいなぁ」
「なぁA俺は??」
自分が可愛いとでも思ってるのだろうか横槍を入れてきたこいつ。そう、黒尾鉄朗だ。
原作通り私は黒尾鉄朗と孤爪研磨と共に行動をしている。というより研磨と私は同じクラスだが休み時間毎に黒尾鉄朗が私たちのクラスまで来るのだ。
私はキャラクターと言えど悪役はサブキャラのようなもので少し過去編が公開されているくらいでそれ以外はヒロインが出ない場所ではほとんど出番がない。すなわち同じ高校になるまで。だから安心している部分もある。
確かに悪いのは桃瀬Aだけどヒロインもあることないこと言ってくるからなぁヒロインの名前なんだっけなぁ、
そしてもう一つ私が安心している理由がある。
それは私が赤葦京治と会っていない。という事だ。
合宿の時に赤葦と感動の再開をしたと自慢していたし赤葦が先に桃瀬Aの存在に気がついた描写もあった。
そんなに仲が良かった訳では無いのになんて自慢様だこいつなんて思っていたが今となっちゃありがたい。悪役バンザイ。
「あの〜Aさんー?」
「あっごめんなに!!!」
考え事していたら思っきし無視してしまっていたみたいだ。
「俺が無視されてまぁそんな気はしてたって思ったけど研磨のことも無視してたからなぁ大丈夫か?」
「えっ!研磨ごめんねぇえええ」
土下座する勢いで研磨に謝ったら黒尾が俺は?とかなんとか言ってくるが無視した。
「それでAはどうしたの??」
珍しく私に興味を持ってくれた研磨に答えてあげていとは思うが流石にこればっかりは誰にも言えないのだ。
引かれるのはやだ。何より私がそういう人間だと幻滅されるのが嫌だ。
桃瀬Aは私だけど私じゃない。でも私なのだから。
「いや、今日の給食なにかなーって!」
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マカロン - 設定がかなり斬新で読んでいてとても楽しかったです!ヒロイン役がどのようなキャラクターになるかが気になりますね。冬は寒いので風邪に気を付けてくださいね! (2017年12月24日 9時) (レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ - なんか、とっても続きが気になる作品です!!主人公ちゃんが幸せな終わり方を迎えられるのか...ワクワクしながら見守らせていただきます!!更新、無理をしない程度で頑張って下さい! (2017年11月26日 8時) (レス) id: 366a64e600 (このIDを非表示/違反報告)
和音 - 初コメ失礼します!!この作品めっちゃ面白いです!!更新楽しみにしてます! (2017年11月25日 18時) (レス) id: f0d773cbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すかい | 作成日時:2017年11月25日 12時