神的可愛い黒尾くん ページ3
｢おれはねー、くろおてつろーごさい！おまえよりとしうえだからな！！｣
おうおう元気そうで結構。ふふ、そうだね〜なんて流すとAちゃんは大人ねー、なんて言われる。そりゃそうだ。
そのあとは黒尾親子は用事があるみたいで家に帰っえって言った。
とりあえず私は再び記憶の整理をすることにした。
この容姿にこの名前、私は絶対にワガママ悪女桃瀬Aだ。黒尾鉄朗と家が隣なのがその証拠。
正直転生したことは信じられはしないがこの際どうでもいい。問題は桃瀬Aはこのままストーリー通りに進むと友達はおろか家族までいなくなるということだ。
私桃瀬Aは原作だと人脈容姿頭脳すべてを駆使してワガママ放題し、ちやほやされ、度が過ぎて制裁を加えられて友達には見放され家族にも勘当されるまさに悪役なのだ。
恐らく黒尾鉄朗と出会った時点でストーリーは進んでいる。
私に出来ることは必要以上にキャラに近づかない。
ワガママ放題しない。ということのみだ。
ここは漫画の世界。いつ補正がかかるかわらない。
私は傍観者でいいのだ。この世界に転生したことが苦なわけでは無い。むしろキャラクターを生で見れるのは喜ばしいことだ。
ただ、私は好きなキャラクターたちにバッサリ切り捨てられたくないのだ！！！！！
そんなことになるのならば私は傍観者がいい！！！
私1日中作戦を練ってこれからに備えて寝た。
────────
｢先生、おはようございます。｣
園内へ入り礼儀正しく頭を下がる幼稚園生。もとい桃瀬A。
そしてAちゃんおはよう〜と可愛く挨拶を返してくれる幼稚園の先生。
いつもと変わらない光景。
…ただ一つを除いて。
｢黒尾くん、なんで私と一緒にいるの？？｣
かーちゃんにいわれたからー、なんて呑気にいう黒尾鉄朗。関わらない。なんて私の作戦は早くも虚しく終わろうとしていた。
このまま仲良くなったらいかん。
｢黒尾くんって、お友達とかいないの？｣
｢んーいるけどー、いっしょにあそぼーぜ｣
黒尾くんの可愛い視線に断るに断れず遊ぶハメになった無念。
そして幼稚園生をナメていた。可愛くおままごと〜とかかと思っていたら鬼ごっこ。
そして黒尾くんめちゃくちゃ足速い。
｢おまえなんでもできんのかとおもったらあしおせーな｣
は？おばさんピキっときた。
｢は？わかったわよ1週間後、勝負ね。｣
頑張れ〜なんてニヤニヤしてる黒尾くんに小さい頃からこうだったのかなんて思った。
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マカロン - 設定がかなり斬新で読んでいてとても楽しかったです！ヒロイン役がどのようなキャラクターになるかが気になりますね。冬は寒いので風邪に気を付けてくださいね！ (2017年12月24日 9時) (
レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ - なんか、とっても続きが気になる作品です！！主人公ちゃんが幸せな終わり方を迎えられるのか...ワクワクしながら見守らせていただきます！！更新、無理をしない程度で頑張って下さい！ (2017年11月26日 8時) (レス) id: 366a64e600 (このIDを非表示/違反報告)
和音 - 初コメ失礼します！！この作品めっちゃ面白いです！！更新楽しみにしてます！ (2017年11月25日 18時) (レス) id: f0d773cbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すかい | 作成日時：2017年11月25日 12時
