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きっといいことあるさ ページ11

借り物競走は『同性の親友』というテーマで真っ先に研磨を連れていった黒尾が勝利を収めた。
総合優勝は立ち寝という非常に難易度の高い技を挑戦していたため聞いていない。

私も研磨連れてきたかった先に研磨連れていった罪は重いぞ黒尾。


今は打ち上げと称したホームパーティーとしてクラスの3分の2位が私の家に集まっている。
私前世は打ち上げに誘われなかったからとても嬉しい。

私に新体操をやらせたい(尚才能はなかった)との理由で作った家の地下ホールに集まっているからこのくらいの人数は余裕だ。さすがチート金持ち悪役。



「それで、なんであんたがここにいるの、黒尾」

そう。何故か黒尾がここにいるのだ。私のクラスしか招いてないはずなんだけど何故かいる。
何がおかしいとでもいいたげに首を傾げる黒尾に私は質問を変えた。

「黒尾友達いないの?」


私がだいぶ失礼な質問をしたら水野くんが口を挟んできた。


「そうですよ!桃瀬さんの周りをちょこまかちょこまかと!」


「うーんどちらかと言うとちょこまかしてるのは君かな水野くん」


黒尾も謎だけど水野くんも謎だ。この子はなんでずっと私と一緒のテーブルに居るんだろうか、みんなとゲームしてくればいいのに、どうでもいいけど



「別に友達いないわけじゃねーけど、お前らと一緒にいた方が楽しいからな。」


黒尾は少し照れながら言ったあとあ、研磨とAのことであってお前のことではねーからなと言って水野くんを指差した。


「これからも仲良くしような!」




これから、か。私どうなるんだろう。

物語通りであれば私は黒尾と研磨に嫌われる。勿論この二人だけでは済まない。リエーフも、未だ出会わぬバレー部たちもみんなだ。

私自身はそんな事にならないように気をつけるつもりだしヒロインをいじめるつもりなんてサラサラない。
でも、もしヒロインと対峙したりすることになったらみんな、黒尾たちも私じゃなくて可愛いヒロインを選ぶんじゃないか、そんな不安が頭をよぎる。

しかもまだ曖昧で思い出せない部分もあるのだ。


こんなこと考えてても仕方がないと頭の中をとりあえずリセットして私は「そうだね」と一言微笑んだ。

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マカロン - 設定がかなり斬新で読んでいてとても楽しかったです!ヒロイン役がどのようなキャラクターになるかが気になりますね。冬は寒いので風邪に気を付けてくださいね! (2017年12月24日 9時) (レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ - なんか、とっても続きが気になる作品です!!主人公ちゃんが幸せな終わり方を迎えられるのか...ワクワクしながら見守らせていただきます!!更新、無理をしない程度で頑張って下さい! (2017年11月26日 8時) (レス) id: 366a64e600 (このIDを非表示/違反報告)
和音 - 初コメ失礼します!!この作品めっちゃ面白いです!!更新楽しみにしてます! (2017年11月25日 18時) (レス) id: f0d773cbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すかい | 作成日時:2017年11月25日 12時

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