検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:33,965 hit

お母さんここはなんの世界ですか ページ2

「えっと、お母さんどうしました?」


ぼっと見とれていた私にAちゃん…?呼びかけてきたお母さん。うん、可愛い。
私は精神は三十路な為お母さんは年下だから可愛く見える。実際に可愛いのだが。


「あのね、Aちゃんにあってほしい子がいるの」


さっきから下が騒がしいとは思っていたが客が居たのか。まだお母さんが何かやらかしたのだとばっかり思っていた。


「その方はもう下にいらっしゃるのですか?」


4歳にしては出来すぎた子。たまに気持ち悪がられるがお母さんはそれを誇りに持っているようなので私は気にせず続けてる。

そうなの!さぁ早く!とはしゃぎながら私を呼ぶお母さんに私は素直についていった。


まだ階段の途中なのに笑い声が聞こえてくる。
元気だなぁなんて笑ってしまう私はやっぱり前世が抜けてないのだろう。


「お待たせしました〜」

ドアを開けた先のいたのは可愛らしい女の子……


ではなく見覚えのある男の子でした。

特徴的なトサカ。まだ幼いとはいえ少し目付きの悪い顔。


えっこの子って、もしかして、

黒尾鉄朗…!?!?


私の存在が非現実的そのものみたいなものだからありえなくはない。多分。…多分。


もしかして、私って、桃瀬Aって、悪役の、あの桃瀬…?

私はつい走って洗面台に向かっていた。ぺたぺたと顔を触った。うん。見覚えがある。
確かに人1倍美人だとは思っていたがそりゃそうだ、あの男に囲まれてチヤホヤされてた女なんだ。
顔面偏差値が低いわけがないのだ。


何度確認しても顔が変わるわけもないので私は戻ることにした。


リビングに戻ると若干涙目のお母さんがAちゃんがおかしくなった!なんて叫んでいて完全に相手方の私への印象は“おかしな子”だろう。

だって目の前にいるのが黒尾鉄朗で私が桃瀬Aだなんて受け入れ難い状況に陥ったら誰でもこうなるだろう。


「さっきは取り乱してしまって申し訳ないです…私だっては桃瀬Aです」

ニコリと笑って何事も無かったかのように済まして自己紹介をした。


「かーちゃん!こいつのどこがおしとやかなおんなのこなんだ?かんぜんにあたまおかしーじゃねーか!」


…なんだどこのクソガキが。こら、やめなさいなんて笑いながら言う黒尾鉄朗のお母さんにちょっとイラついたのは内緒。


「貴方のお名前は??」

とりあえず笑われてるのは一切無視で会話を進めることにした。

神的可愛い黒尾くん→←おっと、生まれ変わりました



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
191人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 逆ハー , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マカロン - 設定がかなり斬新で読んでいてとても楽しかったです!ヒロイン役がどのようなキャラクターになるかが気になりますね。冬は寒いので風邪に気を付けてくださいね! (2017年12月24日 9時) (レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ - なんか、とっても続きが気になる作品です!!主人公ちゃんが幸せな終わり方を迎えられるのか...ワクワクしながら見守らせていただきます!!更新、無理をしない程度で頑張って下さい! (2017年11月26日 8時) (レス) id: 366a64e600 (このIDを非表示/違反報告)
和音 - 初コメ失礼します!!この作品めっちゃ面白いです!!更新楽しみにしてます! (2017年11月25日 18時) (レス) id: f0d773cbfc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すかい | 作成日時:2017年11月25日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。