おっと、生まれ変わりました ページ1
無機質な音と泣き声が周りから聞こえる。
確かに病院であるが泣き声というのはおぎゃあおぎゃあという新しい生命が生まれた産声であって決して悪いものではない。
いちばん問題なのはそこじゃない。ここに居ることも不思議だがそうじゃない。
何が不思議かっておぎゃあおぎゃあと産声を上げているのが私だ。というところだ。
『新作のゲームを買いに行こうと歩いていたらフラフラしているトラックがいきなり突っ込んできてポックリ逝った。』
というのが私ではないのだろうか…？
いや、あながち間違ってはないのだろう。
次の生命を与えられるのが異様に早かったということなのだろうか。
自己完結こそしたが受け入れられず思わず
何でですか神様！！！私には休息も与えられないのですか！！
と叫んだがおぎゃあおぎゃあと泣いているようにしか周りには見えていないのだろう。
もちろん立ち上がれなければ喋る事も叶わないので私は流れに身を任せることにした。
────────
桃瀬A。これが私の新しい名前。
私は無事幼稚園に入学しました。
もちろん私だって無駄な時間を過ごしてきた訳ではない。
色々整理したし新しい事だってわかった。
前世は普通のオタクOLだったということ。ゲーム買いに行く時に亡くなったということ。
そして今世でわかったことは、、まぁ自分のプロフィールくらいだろう。
そこそこ裕福な家庭に生まれたということ。
見た目もかなり恵まれて生まれたこと。
それはよくわかった。
桃瀬Aという名前に異様に聞き覚えがあったため調べてたのだが何もわからなかったため恐らく前世でそんな名前の人が身近に居たのだろう。
運が良くも悪くも前世の記憶が残っている私はこの歳に求められるものは当たり前のように出来るし前世でも天才とまでは言わないが頭の良い部類だった私は今のお母さんよりも頭はいいだろう。
前世で足りないものといえば容姿の華やかさと人と関わる能力だったためそれを生まれ変わったことによってクリア出来た私はそこそこいい扱いを受けていた。
この歳でもうひとり部屋を貰っている贅沢な私にお母さんが訪ねてきた。
｢Aちゃんいるかな？？｣
きつい顔立ちの私と対照的に優しい顔立ちの何処と無くほんわかとした雰囲気をまとったこの女性が私の母。
最高の癒しのお母さんに思わず見とれそうになった。本当に可愛い自慢の母だ。
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マカロン - 設定がかなり斬新で読んでいてとても楽しかったです！ヒロイン役がどのようなキャラクターになるかが気になりますね。冬は寒いので風邪に気を付けてくださいね！ (2017年12月24日 9時) (
レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ - なんか、とっても続きが気になる作品です！！主人公ちゃんが幸せな終わり方を迎えられるのか...ワクワクしながら見守らせていただきます！！更新、無理をしない程度で頑張って下さい！ (2017年11月26日 8時) (レス) id: 366a64e600 (このIDを非表示/違反報告)
和音 - 初コメ失礼します！！この作品めっちゃ面白いです！！更新楽しみにしてます！ (2017年11月25日 18時) (レス) id: f0d773cbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すかい | 作成日時：2017年11月25日 12時
