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「アリス…。」
俺達にはすごく馴染みの深い言葉。
彼が曲作りのときに不思議の国のアリスに拘ることがあるのもそれが関係しているのだろうか。
「何がアリスなのかは私も知らんけどな。」
「うーん、探してみるな。ありがとう。」
メッセージカードを閉じる。
メッセージカードを開けばビデオ会話が出来るというなんともファンタジーなアイテム。
彼の使う魔法は基本ファンタジーだ。
「相変わらず自分で言いながら知らんけどって…。適当なこと言うの得意やなあ。」
「まあまあセンラくん。
お世話になった方だからね。」
「Aちゃんについてもっと調べないとな。
なにかアリスに引っかかることがあるとええんやけど。」
あんくさんに作ってもらった彼女のプロフィールや彼女の家についての資料に再度目を通す。おせんせんとしゅーちゃんはそれぞれ自分の作業に戻っていたが、しばらくしておせんせんが机をバン、と叩いて立ち上がった。
「センラくん…？」
「あった。あの子とアリスの共通点。
あの子の家には変わった、時に理不尽なしきたりがたくさんあってそれを破ると誰彼構わず首をはねられるから従うしかなかったって言うてました。」
「首をはねる」かのハートの女王が頻発していた言葉。
ルールを破った時に首をはねるなんて言葉は普通使わない。
「彼女が強い光を持つ子であるのは間違いなさそうですね。」
「あとはライブを迎えてみることやな。
しゅーちゃんあの子の様子ちゃんと見とってな。」
「もちろんです。」
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陽菜(プロフ) - 死蝶さん» コメントありがとうございます。番外編も…！番外編は本編では描けなかったちょっとした小ネタ集ですが楽しんでいただけると幸いです。 (2020年5月18日 20時) (
レス) id: a3a4b2e9d4 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶(プロフ) - 初コメ失礼しますっ！すんごい好きです！番外編も読ませて頂いてます！これからも更新楽しみにさせていただきます^^* (2020年5月17日 17時) (レス) id: 39831eb652 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2020年5月11日 12時
