80. ページ33
.
「で、君の声援で精製されるカクテルの量が尋常ではないってるすたちから連絡もらってきっと君がアリスやろうな、と。私も実際のアリスは知らんから君が確実にそうである証拠みたいなのは出せへんけど、カクテルの増える量が異常だったことは証明できるからそれが証拠になりうる。」
アリスの声援で発展した霊界。
アリスの消えた霊界から彼女を探しに飛び出してきた奏音さん。
奏音さんがアリス探しの夢を託したXYZ。
XYZに救われて加入することになった私。
その私がアリス…。
「よく出来たお話ですよね…。夢物語でも見ているような。」
「私もそう思う。
実際に今目の前にいるのが私が長年探していたアリスという存在なんやってことが未だに信じられん。」
「私がアリスだったとして、その私を見つけた奏音さんは今後どうしていく予定なんですか？私は何をすれば…。」
「ああ、それも話しておかないかんな…。」
奏音さんは神妙な面持ちになった。
私も何か大切なことを言われるだろうと姿勢を正す。
「実はな…。
君の力があればるすたちの体を私と同じように、魔法使いの体にすることが出来る。そうすればあいつらは力をセーブしながら過ごす必要がなくなるし、能力の許容量というか、使える能力の量や種類も増やせるから普段のマフィアとしての仕事でも魔法が使える。そしてもちろん君自身も能力を使えるようになるからね。」
なるほど。彼らの能力のサポートを出来たらそれは彼らの仕事にもいかせるかもしれないってこと。それならやらない手はない。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 346人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
陽菜(プロフ) - 死蝶さん» コメントありがとうございます。番外編も…！番外編は本編では描けなかったちょっとした小ネタ集ですが楽しんでいただけると幸いです。 (2020年5月18日 20時) (
レス) id: a3a4b2e9d4 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶(プロフ) - 初コメ失礼しますっ！すんごい好きです！番外編も読ませて頂いてます！これからも更新楽しみにさせていただきます^^* (2020年5月17日 17時) (レス) id: 39831eb652 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：陽菜 | 作成日時：2020年5月11日 12時
