No.4 緑髪君。 ページ6
次は緑髪君の番だ。
今のところ、彼は目立つ記録なし。
大丈夫かな、思いつめた顔をしてる。
｢緑谷くんはこのままだとマズいぞ…？｣
｢ったりめーだ。無個性のザコだぞ！｣
無個性_？
無個性なのにヒーロー科受かったの！？
周りが固唾を飲んで見守るなか、彼は投げた。
｢46m｣
｢な…今確かに使おうって…｣
何がおこったの？
｢個性を消した。｣
｢消した…！！あのゴーグル…そうか…！！
抹消ヒーロー、イレイザーヘッド！！！｣
先生もヒーローだったの！？
てか…誰？
｢イレイザー？｣
｢アングラ系ヒーローだよ！｣
個性を消す…っていうことは、やっぱり緑髪君は個性持ちなんだろうな。じゃないとヒーロー科に入れるわけない。
｢まだ個性を制御できないんだろ？
緑谷出久、お前の''力''じゃヒーローにはなれないよ。
…個性は戻した。とっとと済ませな。｣
あ、緑髪君って緑谷君なんだ。
それより、制御できないって、どんな個性なんだろう。
SMASH！！！！！
爆発くんと同じくらいの勢いでボールが彼方向こうへ飛んでいった。
｢あの痛み…程じゃない！まだ…動けます！｣
なにこれ…すっごい個性！！！！
超パワーだ！！！
どこか既視感があるのが気になるけど、今はそんなことどうでもいい。
｢緑谷君！！すっごいね！！なんかめっちゃぎゅいーんって飛んでった！！かっこよかったよ！！！｣
気がついたら声掛けてた。
｢へ！？あ、ありがとう！！｣
気が抜けたのか、ふにゃりと笑った顔がさっきの思いつめた表情とはかけ離れていてなんだかすごく可愛いい…！
そして唐突に。
｢どーいうことだコラ ワケを言えデクてめぇ！！！！！！｣
BOM!!BOM!!
と、爆発音を鳴らしながら爆発君が緑谷君に迫っ…
｢んぐぇ！！んだこの布 固っ…！！｣
｢時間がもったいない。次準備しろ。｣
相澤先生が爆発君を捕まえた。
そして全種目終了…
この中から1人、除籍になる人がいる…
｢ちなみに除籍はウソな｣
(((！？)))
｢君らの最大限を引き出す 合理的虚偽！｣
｢｢｢はーーーー！！？？｣｣｣
なんなんだよ！！！
でも、よかった。初日早々除籍なんてお先真っ暗過ぎる。
でも、まだまだ始まったばかりだ！
これからもっといろんなことがあるということに胸が踊った。
続く
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魔都(プロフ) - 変な所で終わるよりも、読む人に期待感を持たせる事が出来るんですよね。そういうところに気を付けて書いていただければ、もっと良いものになると思います！！これからも頑張って下さい！ (2018年1月4日 22時) (
レス) id: 199a2cb2f0 (このIDを非表示/違反報告)
魔都(プロフ) - イベント参加有難うございます、そして遅れて申し訳ありません。 感想としては、パッパッと読める感覚と、主人公の心情が面白いという印象です。しかし書き方について。漫画とかドラマでも、「あーこの次どうなるの！？」という気持ちで終わる方が (2018年1月4日 21時) (レス) id: 199a2cb2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリームチーズ | 作成日時：2017年11月28日 23時
