信仰02 ページ4
「中原さぁ〜ん……」
「ああ？」
「報告書が終わりません……」
「知るか。お前が出来るのは書類整理くらいだろうが」
うっ、酷い。
前中原さんについて行ったお仕事は敵の武器庫襲撃だったんだけど、わざわざ五大幹部の中原さんを行かせるような仕事なのかなぁ？黒蜥蜴辺りに任せればいいのに……。なぁんて思っていたら武器庫では既に取引が行われていて異能力者が何人かいらっしゃった。
ひぇっと息を呑んだ瞬間に戦争勃発、相手は警備付きの100数名(異能力者は多分10人くらいいたはず)で武器持ち、大してこちらは最強の重力使い様1人と銃を2丁持った申し訳程度の護身用体術使いが一人。２人VS100数名。いやまぁ多分私は戦力に数えたら間違いなんだけどね。
けどさすが五大幹部、あっという間に敵をばったばったとなぎ倒しちゃって私が雑魚さんを銃で戦闘不能にしている間に主力を全員殺してしまった。
思わず拍手すると『お前はもっと役に立て！』と怒られた。御褒美だけどぐさっと胸にささりました……。
けどそっからがややこしかった。
まずマフィアの武器庫襲撃っていうのは武器を全部かっさらっていくのが目的ではなく、武器取引をしている敵方の戦闘員を殺すことが大体の目的だったりする。更に武器を全部パァにされたとなれば敵は怒り狂う。頭に血が昇った敵が攻めてくる、または冷静に立て直そうとする敵を直様叩くというやり方(結構これはえぐい)がポートマフィアでら定石なんだけど、ボスは何を考えていらっしゃるのか戦闘員の数人を人質にとるように仰った。
けどそれは後からの連絡だったのでもうとっくに戦闘員は中原さんがMINAGORNSHIにしてしまっていた。私は殺さなかったけどそれは戦闘員ではなく武器庫の管理人、いわば敵組織とは関係のない人達だったのだ。
そっからはもうボスの命令に従わなければいけないという一心で生きている戦闘員を2人で探したものだ。結構な死に方をしていらっしゃる方々ばっかりだったので何度も手を合わせながら探したけど、結局生きている戦闘員は見つからなかった。
取り敢えずボスに連絡しようとしたけど任務失敗を電話で伝えるだけではあまりにも不十分だと思い、私が報告書を近くのビジネスホテルで作成しているという状況だ。中原さんと今同じ部屋にいる。
「ボスには伝えたんですか？」
「伝えたよ。後から報告書を送るって連絡も」
「そんなのかなりいい報告書作らないとやばいですよぉ……」
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FR3kb7ywsKfcSOL(プロフ) - マジでそれな(^^)b (2020年5月29日 23時) (
レス) id: e1643b3add (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - それな( ´-ω-)σ (2018年6月2日 8時) (レス) id: 510e192a85 (このIDを非表示/違反報告)
fuwari - 私は治くんが世界一大好きなのですが...その気持ちものすごくわかります（*'‐'*) (2017年3月9日 23時) (レス) id: f502c3a9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなこ - 無気力感さんとは趣味が合いそうです！！ (2017年1月22日 16時) (レス) id: 6ab3ea64fe (このIDを非表示/違反報告)
無気力感(プロフ) - 無名の中二病患者さん» 書いててそれ本当思ってました(´^ω^｀)wそこはツッコまないで頂けると嬉しいです(ｏ'3')b ｼ――――!! コメントありがとうございます(*´∀｀*)ww (2016年12月23日 21時) (レス) id: a57f2ac744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無気力感
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月20日 10時
