信仰13 ページ16
まどろみのなかで夢をみた
しあわせで、いま思うとちっぽけで
けれどたまらなくかなしい
そんな夢_______
***********
「紹介するよAちゃん。
こっちがポートマフィアの情報員の坂口安吾。で、こっちが組織の何でも屋、織田作之助」
話に聞いていたことがあるお二人だった。
二人ともこちらに会釈して下さったので慌てて頭を下げる。
「太宰さんの部下の、佐倉Aです」
「ああ、貴方が」
坂口さんがフッと笑った。
……貴方が?
「よく太宰さんから聞いていますよ。
PCでの違法アクセスと違法書き換えがお得意だそうですね」
「えっ」
そ、そんな風に伝わってるんですか……ただの犯罪者じゃないですか。いや、一応マフィアだけど。
「大した技術だな。
太宰が認めるだけはある」
「そ、そんなっ!
異能もないし、せいぜいパソコン叩けるくらいで……」
「非合法組織では宝のような才能ですよ。異能力だけが才能の天秤じゃないですし」
お2人からいっぺんに褒められ、「滅相もないです……」と縮こまる。太宰さんのご友人に褒められている……。なんかむずがゆったいくらい照れ臭いです。
「何さAちゃん。
私が褒めてもそんなに照れないくせに」
少し不満げにむくれる太宰さん。か、可愛いッ。
「大人気ないですよ太宰くん。
どうせ自分の報告書も彼女達に押し付けているんでしょう」
「仕事放棄で部下に押し付け、手柄は自分のモノか。縦社会の極みだな」
「そんなわけないだろ?手柄はちゃんと彼女のものにしているさ」
「押し付けは認めるんですね」
イケメン3人がお酒片手に喋ってます……目の保養ですね。
映像にしてお届けしたいくらいです。
「佐倉さんは普段、どのようなお仕事をされているんですか?」
「あ、えっと……」
坂口さんに問われ、少し考えてみる。
普段の仕事ぶりを思い起こしつつ普段の仕事内容を指折りで話した。
「太宰さんから言われた資料集め、敵のサーバーにアクセスして情報盗んでUSBを提出、太宰さんの任務について行って情報等を記録、報告書作成、書類作成、太宰さんの任務に必要な手続き、太宰さんが出席する会議に必要な書類と資料集め、それから……」
「もういいです……」
坂口さんが眉間に手を当てて呆れ顔をしていた。
『太宰くん』
『特別な給料は当てているよ』
『そういう問題じゃないでしょう!』
945人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
FR3kb7ywsKfcSOL(プロフ) - マジでそれな(^^)b (2020年5月29日 23時) (レス) id: e1643b3add (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - それな( ´-ω-)σ (2018年6月2日 8時) (レス) id: 510e192a85 (このIDを非表示/違反報告)
fuwari - 私は治くんが世界一大好きなのですが...その気持ちものすごくわかります(*'‐'*) (2017年3月9日 23時) (レス) id: f502c3a9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなこ - 無気力感さんとは趣味が合いそうです!! (2017年1月22日 16時) (レス) id: 6ab3ea64fe (このIDを非表示/違反報告)
無気力感(プロフ) - 無名の中二病患者さん» 書いててそれ本当思ってました(´^ω^`)wそこはツッコまないで頂けると嬉しいです(o'3')b シ――――!! コメントありがとうございます(*´∀`*)ww (2016年12月23日 21時) (レス) id: a57f2ac744 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:無気力感 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年11月20日 10時