意外な一面 ページ10
少し、やり過ぎたと思っていた。此では完全に怪しまれる。そう思っていた。
矢「凄い!凄い!」
神「今のどうやってやったの?」
前「すげぇな!カッコよかったぜ!」
杉「どうやったんだ?」
一気に色んな人に声を掛けられる。少し驚いたが、悪い気はしなかった。
貴「えっと、皆んなも多分できる。頑張れば。」
「「今度教えて!」」
貴「分かった。」
翠麗さんの動きが分からなかった。あれはどう考えても素人の動きじゃ無い。そう思い、渚君に声をかける。
赤「ねえねえ、渚君。翠麗ちゃんの動きは何処で習得したんだと思う?」
潮「え?えっと、確かに素人の動きでは無いけど、ヨコハマは危険だって言ってたし、護身術の為に動ける様にしてるじゃ無いかな。」
赤「そうかもね。」
絶対に何か隠してる。今度付けてみるのも良いかも知れない。そんな事を考えていると、皆んなが戻って会話に入ってきた。どうやら、翠麗ちゃん達は先に教室に戻ったらしい。
茅「じゃあ、今日一緒にお話しし乍ら帰れば良いんじゃ無いかな?」
赤「じゃあ、そうしよっかな。」
潮「じゃあ僕も。」
神「私も気になるから良いかな?」
磯「俺も行くよ。」
前「俺も行くぜ!あの動きを教えて貰うんだ!」
茅「ずるい!私も麗ちゃんと帰りたい!」
貴「佳いよ。一緒に帰ろ。」
E「「うわっ!?」」
貴「吃驚した?」ニヤニヤ
E((色んな意味で良い笑顔だ!!))
あまり表情筋が動かない子で、感情は少なからず読み取れていたが、今は思いっきり分かる。
木「びっくりはしたけどよ。」
速「教室戻ってたんじゃ。」
貴「面白そうな話をしてそうだったから。序でに脅かしてみようと思って。」
予想以上だったよ。と言って、翠麗ちゃんは笑う。多分皆んなもう、気付いているだろう。此の子は悪戯好きだ。
中「気を付けろよ。其奴偶にえげつない悪戯してくるからな。其奴の悪戯で失神した奴だって居る。」
貴「ちゃんと謝った。」
今度一緒に悪戯を考えるのも良いかも知れない。
E((カルマ/君と翠麗さん/ちゃんは絶対にくっつけちゃ駄目だ!))
赤「ねぇ、あの蛸に悪戯仕掛けない?とびっきりのやつ。」ニヤニヤ
E((駄目だ!!))
貴「良いね!面白そう。」
絶対に面白い悪戯が出来そう。楽しみだ。何から試そう。
E((絶対に阻止しなければ))
E((巻き込まれるぞ!!))
俺たちの周りに禍々しい空気が漂っていたそうだ。
後日、E組の悲鳴が上がり、殺せんせーが暫く怯えて暮らす事になるのは亦、別のお話。
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2023年3月2日 21時