不思議な転校生 参 ページ7
僕に指名が掛かる。気になる事を質問すれば佳いんだよね。
潮「二人は暗殺者なの?」
中「否、違うぜ。俺たちは一般人だ。」
赤「じゃあ、何で翠麗さん達は
カルマ君が付け足しで質問してくる。
貴「私は、此れなので。」
そう云い、自分の右の目元を指す。
貴「傷を刺青とかで誤魔化す奴有るんですよ。其れをやりました。そしたら、退学になりました。」
傷を隠す為だったのか。一寸怖い人なのかと思っていたけど違う様だ。
貴「其れで、私は刺青をしているので、E組と云われました。少し本校舎を覗いてきましたが、此処の方が、雰囲気が佳いですね。」
中「確かにそうだな。俺は普通に体育教師だったんだけどな、急に此処に転勤が入ってな、そうしたら、人手が少ないから、E組に行ってくれ。って云われたんだよ。」
赤「ふ〜ん。成程ね。分かったよ。」
カルマ君は納得した様子では無かったが、後からでも、ボロを出させようとでも考えているのだろう。
殺「では、次!質問ある人は?茅野さん!!」
茅「はい!プリンは好き?」
茅野は安定のプリンだ。
中「俺は別に普通だ。」
貴「私も好きでもなく嫌いでも無いです。茅野さんはプリン好きなんですか?」
茅「うん!大好き!」
貴「では、今度一緒にプリンを食べにいくついでにケーキも食べに行きませんか?美味しいところを知ってます。」
茅「いいの?!嬉しい!」
貴「ふふ。」
翠麗さんは優しい人なのだろう。
殺「未だ、未だ、続きますよ!次は、中村さん!!」
莉「あんたら好きな人は居る?」ニヤニヤ
悪巧みしてる顔だ。カルマ君も笑ってる!!皆んな、此の二人が悪魔に見えているだろう。僕もそう見える。
中「別に居ねぇよ。俺は翠麗が生きてりゃ佳いんだ。」
E((もう、其れは好きなのでは?))
皆んなが思った。此の人も又、鈍感なのだろう。
貴「私はそう云うのは分からないので、居ないと思います。」
E((何か重たそうだ!!))
此の人も、鈍感?なのだろうか。と云うか、重い雰囲気が薄らと漂っていて、皆んな騒ぎづらい。
赤「思ったんだけどさ。中也先生は翠麗さんの事好きって事なんじゃ無いの?」
E((言った!!))
言った!こう言う時にカルマ君は凄いけど、そこを言うのか。
中「?別にそんなんじゃねぇよ。翠麗は妹みたいな感じだ。」
赤「本当に?へ〜。」(此れは自覚させたら面白そう。時間はかかりそうだけど自覚させようかな。)ニヤニヤ
カルマ君。亦、何か考えてる。
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2023年3月2日 21時