暗殺夏休み ページ41
殺「実用性に優れている....。」
フ「さて、お前たちに取引の意思がないことはよーく分かった。交渉決裂。ボスに報告するとするか…。」
私達は通路を塞ぎ逃げ道を無くす。主犯に報告されては堪らない。治に監視カメラの映像を操作してもらっているが現状報告をされて仕舞えば治療薬を手に入れる事は出来ない。
烏「おまえは我々を見た瞬間に攻撃せずに報告に帰るべきだったな…。」
中「マァ、報告に行かれても困るがな。」
中也が毒使いを気絶させ生徒が物陰に隠す。日頃の練習から団結力が高く次に進めそうだ。然し烏間先生は毒を浴びてしまった。大丈夫だろうか。皆んな烏間先生を心配しつつ進むが象をも気絶させる毒ガスを浴びても歩いている烏間先生を凄いと思った。
烏「30分で回復させる。決して無茶はするな。」
中「否、お前が無茶すんなよ。」
貴(ゴリラがゴリラを心配してる...。)
中「おい、翠麗。今お前物凄ぇ失礼な事考えてねーか?」
貴「否、別に。」フイッ
何故中也はこう言う時だけ勘が良くなるのだろうか。流石に今考えていた事が知られたら可哀想なので、態とらしくだが中也から顔を逸らす。おい。こっち向け。黙るな。などと言っているがそんなの聞こえない。
殺「い〜や〜。いよいよ夏休みって感じですねぇ〜!」
E「「.....?」」
殺せんせーの呑気な声が聞こえる。その言葉に皆んなが反応する。そんなに騒いでは目立ってしまうのでは無いのかと思う。
片「何よ!お気楽な!!」
木「一人だけ絶対安全な形態なのに!!」
磯「渚!振り回して酔わせろ!!」
殺「にゅやーーー!!」
貴「殺せんせーが可哀想。渚貸して。」
潮「え、あ...うん。」
殺「翠麗さん.....!」
貴「カルマ。」
殺「翠麗さん!!」
誰も助けるとは言っていない。
赤「オッケー。これ捩じ込むから、寺坂。パンツ下ろしてー。」
寺「嫌だわ!!」
潮「殺せんせー。何でこれが夏休み?」
殺「にゅ…先生と生徒は馴れ合いではありません。そして夏休みとは先生の保護が及ばないところで自立性を養う場でもあります。普段の体育で学んだことをしっかりやれば、そうそう恐れる敵はいない。君達はクリアできます。この暗殺夏休みを!」
皆んなが殺せんせーからの期待を背負っている。殺せんせーの言う通りだ。何も不安がる事はない。私たちの普段の授業で必要な事は学んでいる。ただ其れを完璧にこなすだけだ。私たちの長所を生かし、短所を補えば良い。そうすれば絶対に成功する筈なのだから。
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2023年3月2日 21時