夏休み ページ34
殺せんせーが船酔いをしてる。乗り物には弱い様だ。殺せんせーを観察していると業に声を掛けられる。
赤「翠麗ちゃんって服はイメージと違うよね。」
貴「そう?イメヱジってどんな?」
赤「うーん、神崎さんみたいな清楚系のスカート履いてる感じかな。」
貴「スカートは性に合わない。ズボンが一番良い。動きやすいから。」
赤「成程ね。でも清楚系なのは合ってるよね。」
貴「うん。柄物や、派手なものは好まない。」
赤「ふーん。あ、渚君達の処行ってくるね。」
貴「うん。」
私は鏡花達の処に行き会話をしていた。暫くすると島が見えてくる。とても綺麗な島だ。
貴「あ、島が見えてきた。」
敦「本当ですね!とても綺麗な島です!」
太「自 殺にぴったりの木が見つかると良いなあ。」
中「勝手に死んどけ。糞鯖。」
貴「中也、治は自 殺しても生命力が普通じゃないから死ねなよ。」
泉「いつもの事。回収すれば良い。」
敦「そうだね。鏡花ちゃん。」
太「皆んな酷い!!」
全部日頃の行いの所為だと思うのは私だけでは無い筈だ。
船から降りて私達は其々別の班に分かれて行動する。暗殺の為の準備を色んな場所でする為だ。とは云っても準備はバレない様にしなければならない。バレて対策をされて仕舞えば元も子もないからだ。要するに、準備をしつつ遊べと云う事だ。
私は波際の海水に触れない処で皆んなの様子を眺める事にした。鏡花は敦君と楽しそうにして遊んでいる。治と中也はいつも通りだ。
殺「翠麗さんも皆さんと遊ばないんですか?」
貴「疲れるので大人しくしようと思ってました。」
殺「ですが少しだけでも海水に濡れてみても良いのでは?」
貴「.......」バシャ
殺「ヌヤッ?!いきなり海水をかけて来ないで下さい!!」
貴「.....殺せんせーが濡れろと云ったのに貴方が濡れてないのはおかしいです。
殺せんせー私を濡らしてみて下さい。」
殺「ヌルフフフ。私相手に濡れないと思っているんですか?受けて立ちますよ!」
私は殺せんせーと水を掛け合っていた。やはり殺せんせーは早く、海水を当てるのは難しかったが、私が殺せんせーにより濡れる事はなかった。結果は私が3回当てて終わった。
殺「凄いですねぇ。私は一回も当てられませんでした。」
貴「殺せんせーが手加減してくれたので。」
殺「楽しかったでしょう?」
貴「....分かりません。」
殺「そうですか。」
貴「ですが、時間も忘れて集中していたので少し疲れました。」
殺「今は其れで良いです。其れで良い。」
「最初持ち上げた時は軽過ぎて吃驚したね。織田作と安吾も君に何か食べさせようとしてたね〜。」→←ケヱキ屋 後篇
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2023年3月2日 21時