初登校 ページ4
中「こんな処来て何すんだ。」
貴「少し、報告と行ってきます、をしたくて。」
中「俺は車の中で待ってる。」
貴「うん。」
そう云い、私は歩いて行き、或る墓の前に屈む。
貴「織田作。久しぶり。私は任務で中學生になってくるよ。生徒達と、一緒に先生を暗殺をするんだ。君は子供が殺しに慣れてしまうのが不安になるのかな。其れとも、命の大切さを学び笑い合える未来がある事を願うのかな。私も其の輪の中に入れるかな。私にとって正しい生き方が分からなくなるよ。不安だ。怖くて怖くて怖くて怖くて、光に居れば居る程、自分が分からなくなる気がするんだ。」
____大丈夫だ。
風が吹き、そう云われた気がした。私はとても嬉しかった。ちゃんと見ていてくれていると感じた。
貴「また、報告をするよ。行ってきます。」
彼が見守ってくれていると信じ、前に進む。風が優しく吹いた。
今日は転校生が来る日だ。皆んな男か女か、どんな人が良いなどと話している。いつもより教室が賑わっている。
茅「ねー。渚。転校生今日だよね?可愛い子がいいな〜!」
潮「あはは、でも、此の時期に来るんだから、暗殺者かも知れないね。」
赤「俺も転校生気になってんだよねー。面白い奴が来てくれるといいけど。」
潮「あはは、カルマ君はいつも通りだね。」
其の後も転校生の予想は続いた。
貴「ひぐっちゃん。有難う。帰りも此処でね。」
樋「はい。お安い御用です!分かりました!」
貴「ふふ、またね。行くよ。」
中「あぁ、おい、引っ張んじゃねぇ!」
無視して歩く。五月蝿いなァ。そんな事を考え乍ら、坂を歩いていく。途中で引っ張るのは辞めた。此の坂が意外とキツかったからだ。坂を登り終え校舎に着く。そして職員室のドアを引く。
貴「失礼します。」
烏「あぁ。君達が政府からの依頼できた、ポートマフィアの者だな。」
貴「はい。ポートマフィアの森翠麗です。」
やたらと身体つきの佳い人だ。此の人は私達のことを知っている様だ。
中「同じく、ポートマフィアの中原中也だ。宜しく頼む。」
貴「すみません。学校に支障が出ない様、任務はなるべく入らない様にしてもらっているとはいえ、緊急などの任務で抜けたり、任務を確認する為の携帯の使用許可をしてもらえませんか。」
烏「構わない。許可しよう。」
中「それから、俺らがポートマフィアだと云う事は秘密にしていて貰えませんか。」
貴「バレたら私から云いますので御心配なく。」
烏「分かった。」
貴「有難うございます。」
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2023年3月2日 21時