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西「 早いなぁ 、」
まだ誰もおらん楽屋で呟いた声は擦れていた。
AがSnow Manとして活動し始めて1年が経とうとしている。
康ちゃんがおるから、何も心配なんかしてへんけど、やっぱり考えてしまうのはA。
Aはいつも、誰よりも早く楽屋入りしてて。
2人きりになれると思って俺も早く行くようになった。
1年も経つのに未だに慣れへんねんなぁ、1人の楽屋。
離れたら、薄れると思っていた気持ちも、日を追うごとにどんどん膨れ上がっている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『 大ちゃん 、ここの振り微妙やねんけど 、これで合ってる？ 』
『 大ちゃんのあほ 、ほんまに 、もっと頼ってええねんで。』
『 やっぱ好きやわぁ 、関西ジュニア 』
努力家で、泣きながら怒ってくれて、、
確かにAの居場所は此処にあった。
『 ____ 大ちゃん 、私東京行くことに決めた 』
Aがそう言ったのは 、年明けの城ホール 、最後の曲の前やった。
康ちゃんと２人で。強い意志を持って。
『 関西のこと 、広めてくるな 』
笑って言ったAの目には、迷いはなかった。
そやのに俺は、泣かへんように、歯を食いしばっても、涙を止めることはできひんかった。
同じ景色を、ずっと一緒に見れると思ってた。
情けないなぁ、あの日、なにわ男子が結成されたあの日。
Aは俺らより喜んで祝ってくれた。
涙を見せずに、強く背中を押してくれたのに。
けど今、
東京でユニットに加入することを決めたAの背中を押すのは俺の番や。
西「 負けへんからな 。」
『 私も負けへんよ 。頑張ろな 、お互い 』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
忘れないから
君の声は聴こえてるよ
西「 よっしゃ 、頑張ろ 。」
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non. - みくさん» コメントありがとうございます！作者、丈くんにデレ期で。気合入れてしまいました笑 (2020年1月20日 23時) (
レス) id: dd61c5edd7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ヤバすぎ！丈くんカッコよすぎ！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: e098bf8f94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：non. | 作成日時：2020年1月16日 21時
