～A RA SHI～OHNO.智～むかえに行くよ～Part2 (ページ10)

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＊一番ページ10

だけどAの瞳が潤んでる気がしたから

首を傾げてAを見つめる

するとAは俺から目を逸らすと窓の外を指差す

貴『あっ！…見て見てっ？…カッコいい人達が居るよっ？』

つられて窓の外を見ると

電車が次の駅に到着して

左から相葉ちゃんと俺と松潤の順で写ってる

アルコール飲料の看板が目の前にあった

智『ふはっ！…Aちゃんは誰が好きなの？』

貴『えっ？…う～ん…この場合は…一番左の人…かなぁ？』

智『…ふ～ん…』

当然、俺って言って貰えると思ってたから

結構、いや、本気でショックだった

思わず口を尖らせると

Aから顔を逸らして窓の外を見てたら

Aがダウンの袖口をツンツン引っ張る

それでも無視して窓の外を見てたら

Aが俺の肩に手を載せて体重をかけた

ふと下を見ると背伸びしてる

口を俺の耳に近づけて空いた手を添えると

笑いを含んだ声で呟いた

貴『…真ん中の人が一番、好きよ？…だけど素直に言うのって、恥ずかしいじゃない？』

Aの吐息が耳を擽る

心まで擽られた気がして

それまで気になってたAの瞳が吹き飛んだ