～A RA SHI～OHNO.智～むかえに行くよ～Part2 (ページ6)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:22,116 hit

＊案外ページ6

駅が近づくにつれて人が増えて来る

ふと隣を見るとAの顔が少し強張ってた

智『ぶはっ！…クックックッ…か～おっ…すんごいよ？』

Aの微かに痙攣してる頬を指でツンツン突く

前を向いてたAが突かれた頬を押さえて

勢いよくパッと振り向くと俺の顔を見た

貴『やっ！…だっ…て…何か怖くなって来ちゃった…』

少し頬を紅く染めて俺の顔を見上げる

瞳が少し潤んでて不安そうに揺れてた

智『…怖くないよ？…だいじょぶ…案外バレないもんだよ？…それに…』

…それに俺はバレても全然、平気だし…

だけどもしかしてAは事務所で怒られる事を

心配してるのかな？って思ってたら

Aがフワッと笑った

貴『…お～ちゃんが大丈夫ってゆ～なら、い～や…よしっ！…行こっ？』

するとさっきまで駅が近づくにつれて

歩くのが遅くなってたAが急に足早になる

俺をリードする様に歩き出して

また吹き出してしまった

…ホンットに…Aちゃんって解りやしぃ～し…何か可愛ぃなぁ～…

不安がなくなった途端

元気になるAが子供の様で

そんなAが新鮮で仕方なかった