～A RA SHI～OHNO.智～むかえに行くよ～Part2 (ページ17)

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＊至近ページ17

駅の反対側に出て井の頭公園を目指す

その途中にあるお気に入りの店は

実はパン屋じゃない

ハムとソーセージの専門店なんだけど

スタンドがあってソーセージがメチャ美味い

何でもフランクフルトの品評会で

金賞をとったとかでボリュームも満点で

井の頭公園に来る度、買いに行ってた

緑が近づいて来てAがフッとため息を漏らす

それから空を見上げてフッと目を細める

Aの仕草１つ１つがポージングしてる様で

目が放せない

すると俺の視線に気づいたAがフワッと笑う

その笑顔がスローモーションの様に

俺の目に焼きついた

貴『…どしたの？…お～ちゃん？』

Aが恥ずかしそうに俯くから

歩きながらAの耳元に口を近づける

智『…別に？…今日、天気良くてあったかくて、良かったね？』

貴『ふふっ…擽ったい…ホントに良かったね？』

Aが身をよじらせて耳を肩にくっつけると

俺を見上げる

顔が至近距離になってAの頬が紅く染まる

智『…楽しい？』

貴『うんっ♪…すっごく楽しいっ♪…お～ちゃんは？』

返事の代わりにAの頬にキスをした