Fourstory. ページ5
そんなこんなで言い合っていると。
ピピピピピ、ピピピピピ。
そんな無機質な機械音が足元から鳴り響いた。
下を見てみると、
何時振りかと思う程の淡い光を放つ
タブレットが落ちていた。
微かな光なのに眩しく感じるそれを拾い上げ、
通話ボタンをタップする。
すると、これまた機械的な音声が流れ始めた。
「音声案内を開始いたします」
「んだよ、音声案内って」
『………………』
「これより、最初の試練を始めます。
Aさん、ザックさんには、
この部屋にある謎を解いて頂き、
ご自身を縛る拘束具を解除して頂きます。
もし此方が設定した制限時間を超えた、
又は、間違った答えを解答した場合。
毒ガスの装置を作動させて頂きます。
是非ともこのスリルを全身で味わって下さいませ。
制限時間はたっぷりと十分とさせて頂きます。
尚、謎は襲いかかってくるので、
どうかお気を付け下さい」
ぷつり、と切れる音声案内。
一瞬、辺りが闇に戻ったが、
次の瞬間には画面に"謎"が映し出されていた。
..
《嘘吐き人形》
各真実を一人殺せ。
..
『各真実を一人殺せ……？』
呟いたと同時に目の前が真っ白になった。
行成、室内の電気が付いたらしい。
突然の明るさに目に刺す様な痛みが走る。
思わず、自由が利く左手で目を覆い隠していると、
怒鳴る私の名を呼ぶ声と共に右手を引っ張られた。
再び、ザックの胸の中に収まる。
またか、と不服を口に出そうとしたものの、
背後で何かと何かを叩きつけた様な音がした為に、
その言葉は途中で途切れた。
何の音かと不思議に思って振り向けば、
真剣を持った赤い人形が剣を振り下ろしていた。
その足元には
さっきまで私が見ていた端末の残骸。
彼奴が私を殺しにかかったのは明らかだった。
「てめェ、なに目ェ閉じてんだよ」
『あー……、すまん。助かった』
「ったくよォ……。
どーいうつもりだ？ 御人形さんよォ！？」
ザックが赤い人形を見据え、声を荒げる。
然し、人形に感情がある筈も無い。
こちらの言葉には反応も示さず、
ふらりと体制を整えるとその口を開いた。
「私は……、私は……、犯人じゃないィィィッ！」
『っッ……！？』
ヒステリックな声が耳を劈いた。
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高橋 - 涙凪さん» 私も続編が出たので戻ってきた次第でございまする…。こんな気紛れ更新の作品にコメントなんて頂けて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします：） (2019年5月31日 20時) (
レス) id: a28b9ba00e (このIDを非表示/違反報告)
涙凪(プロフ) - 最近また続編が出たので見に来ました！すごく面白くて楽しいです。ありきたりなコメントですみません！更新楽しみにまってます (2019年5月30日 16時) (レス) id: df4ede43e0 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - 高橋さん» そう言っていただけて嬉しいです…これからもお互いに頑張りましょう！ (2018年8月21日 1時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
高橋(プロフ) - SAKURAさん» コメ有難う御座います。殺天コラボ書いてらっしゃるんですね。直ぐに御邪魔させて頂きます：） パクリなんてとんでも無いです。私的にメシウマな作品が増える事は嬉しい事です。はい、これからも応援宜しくお願い致します。私も応援してます：） (2018年8月20日 22時) (レス) id: 4be24583d2 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - いつも面白く見させていただいてます！私もこの作品で『殺天とキミガシネ…いいな…』と思って、私も習って書いてみてます！…なんか、パクったみたいですみません！これからも応援してます！ (2018年8月20日 22時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高橋 | 作成日時：2018年2月19日 19時
