デュラハン ページ12
厨房で菜種油を見つけたので、山菜類は素揚げにしてみた。
油の賞味期限なんてしらねー！
と三人一致した意見で見切り発車だ。
つーか、山菜の食べ方など他に知らない。
料理をダイニングに運んだら、既に九時になっていた。
「いくら何でも遅くない？」
大野が不安そうな目を窓に向ける。
館の中は、地下の発電器のお陰で照明がつくが、外は真っ暗だ。
二宮は首の後ろがぴりぴりするようないやな感じに、耐えていた。
大野の不安が乗り移ったみたいだった。
不意に窓を雨が叩き始めた。
「どーなってんだ？俺、ちょっとみてくる」
不安に耐えきれなくなった大野が、外に出ようとする。
彼のこういう予感は当たる。
「待てよリーダー、一人で出たら危険だって」
「でも…！」
その時、玄関扉を乱暴に開ける音がした。
ささくれた神経に、切りつけるみたいなけたたましい音。
「松潤！翔くん！」
ダイニングから三人で飛び出して、そこにみつけたのは、ずぶ濡れになった松本の姿だった。
まるで怯えるみたいな表情の松本は三人の姿を見て、ふと気を緩めた。
途端にその場に崩れる。
「潤くん！」
真っ先に駆け寄ったのは、大野だ。
松本は顔を上げると、大野を見上げながらぼろぼろと涙を流して泣き出した。
「リーダー、…リーダーっ！」
「どうしたんだよ、松潤。しっかりしろよ。翔くんは？はぐれたのか？」
二宮が尋ねると松本は、子供が母親にすがるみたいに、大野にしがみついた。
こんな松本を見たのは、皆初めてだ。
予感なんて生やさしいものじゃなく、二宮はもういっそ確信していた。
ああ、ろくでもないことが起きた。
大野は震える松本の頭を、繰り返し撫でてやる。
「潤くん、どした？何があったの？」
「…ラ、ハン」
松本の声は小さかったが、それを聞いた三人は耳を疑った。
二宮は松本の口を塞ぎたかった。
言うな、その先を。
「…デュラハンだ！出たんだ！いるんだよ本当に！そいつが翔くんを殺したんだ！」
松本の絶叫の訴えが、耳に張り付いた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ピンチカ☆ダブル(プロフ) - ぴぃちゃ！いらっしゃ〜い！(^w^)あ、あら？もう行っちゃうの？待って〜！ε=ε=┏(;・□・)┛ (2011年2月5日 21時) (携帯から) (
レス) id: fa7745b02d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ(プロフ) - チカみさ〜ん(ToT) しょーくんと潤くんがぁ〜…しかし… ﾔﾒﾗﾚﾅｲﾄﾏﾗﾅｲ♪← 行ってきまぁすε=ε=┏( ＴдＴ)┛← (2011年2月5日 18時) (携帯から) (レス) id: f1ccddccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ピンチカ☆ダブル(プロフ) - アヒルさーん！こんなところにまで！ありがとう！(；∇；)/~~ドラマ化なんかしたりしたら、嬉しすぎてワタシ、死ぬでしょう！自信があります！ (2011年1月20日 22時) (携帯から) (レス) id: fa7745b02d (このIDを非表示/違反報告)
ピンチカ☆ダブル(プロフ) - トム氏素敵よね☆ナイト＆デイはまだ観てないけど。
大奥も観てない！ニノー！ (2010年10月15日 19時) (携帯から) (レス) id: fa7745b02d (このIDを非表示/違反報告)
梨音 - ね、あんま攻めてる感じじゃなかったね(^_^;) やばい翔くんかわいかったぁ☆つかあれ観てて少しトムクルーズが好きになったww (2010年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 3be6d51bb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピンチカ☆ダブル
