4 ページ6
私達の故郷、景信山。
そこから少し離れた山奥に、その神社はある。
山奥にあるにしては広く大きく、少し古いその神社には、それなりに多くの人が集まっていた。
時透 A
「けっこう混んでるわね」
時透 有一郎
「こんな山奥によくこんなに人がきたな」
花火もうち上がる予定なんだけど、まだ夕暮れ時だし、私達は屋台を見て回ることにした。
焼きそば屋のおっちゃん
「やきそばー!やきそばはいらんかねーっ」
金魚すくいのお兄ちゃん
「かわいい金魚はいかがですか〜っ。
金魚すくいやっていきませんか〜?」
りんご飴屋のおじさん
「1つ10円!りんご飴はいかがですか?」
時透 無一郎
「ねぇ姉さん見て、りんご飴だって」
時透 A
「買おっか?」
時透 無一郎
「うん、僕買ってくる。
おじさん、りんご飴3つ下さい。」
りんご飴屋のおじさん
「あいよっ!!まいどあり!」
むいはりんご飴を3つもってすぐ戻ってきた。
時透 有一郎
「ありがとう。
…ん、久々に食べると美味いものだな」
時透 A
「そうね、甘くて美味しい」
時透 無一郎
「僕前食べたときの事ほとんど覚えてないけど、何だか懐かしいや」
時透 有一郎
「覚えてないのに懐かしいって…変なやつだな」
時透 無一郎
「えへへっ」
―前食べたとき、かぁ。
クスクスと二人顔を見合わせて笑うむいとゆうを見ながら、私は前の時の事を思い出していた。
あの日の事を私は、ハッキリと覚えている。
152人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るるっち(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます!お化け怖がってる子は可愛いの法則。どうやって柱時代任務を切り抜けていたのやら……笑 コメントありがとうございました! (9月15日 14時) (レス) id: ef030e36e0 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - お化け屋敷に行った時の有一郎が可愛いです♥️ (8月28日 23時) (レス) @page39 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - Kk さん» そうおっしゃっていただけ光栄です!その通り、超吉ガールですw小学生の頃からの愛読書です。コメントありがとうございました! (6月25日 0時) (レス) id: 78fb67fc57 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - このシリーズ大好きです!! 質問なんですが秋祭りの話15の大正にない小説は超吉ガールですか? (6月24日 22時) (レス) @page17 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - ナタデココさん» ありがとうございます!キャンプですね、了解しました。リクエストが立て込んでいるのでかなり遅くなると思いますがご了承下さい。いえいえ、大丈夫ですよ!おきになさらず。飴ちゃんありがとうございますw コメントありがとうございました! (2021年2月19日 2時) (レス) id: 124c6176e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ