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踏み入れた途端、べべん、と琵琶の音が鳴る。
むいの腕を掴みながらゆっくりと進む。
ひんやりとした空気、暗闇のなかただひとつぼうっと光る、むいの持つ懐中電灯。
こつ、こつ、と私達の足音だけが響く。
……その時。
時透 有一郎
「―――――っ!!!」
突然ゆうが息を呑む。
時透 A
「どっ、どうしたの……?」
そう問うもゆうはすっかり固まってしまったようで小さく身を震わせるのみで何も答えない。
しかし、その目線を辿ると理由はすぐにわかった。
壁の中から、
無数の目が
ぼんやりとした明かりの中に浮かび上がって
私たちを覗いていたからだ。
時透 A
「きゃあぁっ!!!」
思わずそう叫びむいの腕をぎゅっと掴む。
すると突然むいが壁に懐中電灯を向けた。
時透 無一郎
「バ○ス!!」
キャスト1
「ぎゃああっ!!」
キャスト2
「うわぁぁっ!!」
キャスト3
「ぐあぁっ!!」
キャスト4
「目が、目がぁぁ!!」
あまりの眩しさに壁の向こうから覗いていた人々―――基、キャストの方々が叫ぶ。
時透 無一郎
「……これで大丈夫、さ、行こ?兄さん、姉さん」
時透 A
「う、うんっ……」
……うーん……キャストさんが気の毒になってきた……。
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るるっち(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます!お化け怖がってる子は可愛いの法則。どうやって柱時代任務を切り抜けていたのやら……笑 コメントありがとうございました! (9月15日 14時) (レス) id: ef030e36e0 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - お化け屋敷に行った時の有一郎が可愛いです♥️ (8月28日 23時) (レス) @page39 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - Kk さん» そうおっしゃっていただけ光栄です!その通り、超吉ガールですw小学生の頃からの愛読書です。コメントありがとうございました! (6月25日 0時) (レス) id: 78fb67fc57 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - このシリーズ大好きです!! 質問なんですが秋祭りの話15の大正にない小説は超吉ガールですか? (6月24日 22時) (レス) @page17 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - ナタデココさん» ありがとうございます!キャンプですね、了解しました。リクエストが立て込んでいるのでかなり遅くなると思いますがご了承下さい。いえいえ、大丈夫ですよ!おきになさらず。飴ちゃんありがとうございますw コメントありがとうございました! (2021年2月19日 2時) (レス) id: 124c6176e8 (このIDを非表示/違反報告)
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