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黒髪のおかっぱ少女
「お疲れ様でした」
案内人さんの言葉を合図にベルトをはずす。
とても楽しいアトラクションだった。安全ベルトがなかったら飛ばされてしまうだろう、そう思う位、怖くなるほどの風が吹いていた。
けれど、それが楽しかったのだ。
時透 A
「楽しかったね、ジェットコースター」
時透 有一郎
「……姉さん凄い大声で叫んでたな」
時透 A
「ゆうとむいが静かすぎたのよ、楽しくなかった？」
時透 有一郎
「別にそういうわけじゃ……
というか無限城の落ちる速度の方が早かっただろ、あれに比べればあそこまで興奮するほどのものじゃないな」
時透 A
「あれは……比べちゃ負けよ。
それに私はこっちの方が好きよ。あれは非常時でそれどころじゃなかったし、こっちの方が楽しめるし安全じゃない」
時透 有一郎
「向こうは安全ベルトなしだったしな」
時透 A
「鬼に安全装置を求めちゃ駄目よ」
時透 有一郎
「そもそも大正に安全ベルトやら何やらなんかないだろ」
時透 A
「あ、確かに」
そう言ってクスッと小さく笑ったところでふと気づく。
時透 A
「……むい？さっきからちっとも喋らないけど、どうかした？」
振り返ってそう問ってもむいはなにも言わない。
少し離れて私達の跡をついてくるばかりだ。
時透 有一郎
「……無一郎？」
ゆうも不審に思ったらしい、むいのもとへ駆け寄る。
時透 有一郎
「……！！
おい、どうした、酔ったのか？真っ青じゃないか」
ゆうの言う通りだった。むいの顔色はすこぶる悪くまるで亡霊のようだ。
時透 A
「本当……大丈夫？むい」
時透 無一郎
「大丈夫大丈夫、すごく今気分がいいんだ」
時透 有一郎
「……無一郎、ジェットコースター乗ってみてどうだった？」
時透 無一郎
「ばびゅんってきてうおぉぉぉぉってなって、びゅううううってして、ふわぁぁぁぁってして凄かった」
時透 A
「重症じゃないの」
時透 有一郎
「重症だな」
時透 無一郎
「全然大丈夫だってば、僕のはなし聞いてる？」
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るるっち(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます！お化け怖がってる子は可愛いの法則。どうやって柱時代任務を切り抜けていたのやら……笑 コメントありがとうございました！ (9月15日 14時) (
レス) id: ef030e36e0 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - お化け屋敷に行った時の有一郎が可愛いです♥️ (8月28日 23時) (レス) @page39 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - Kk さん» そうおっしゃっていただけ光栄です！その通り、超吉ガールですw小学生の頃からの愛読書です。コメントありがとうございました！ (6月25日 0時) (レス) id: 78fb67fc57 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - このシリーズ大好きです！！ 質問なんですが秋祭りの話15の大正にない小説は超吉ガールですか？ (6月24日 22時) (レス) @page17 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - ナタデココさん» ありがとうございます！キャンプですね、了解しました。リクエストが立て込んでいるのでかなり遅くなると思いますがご了承下さい。いえいえ、大丈夫ですよ！おきになさらず。飴ちゃんありがとうございますw コメントありがとうございました！ (2021年2月19日 2時) (レス) id: 124c6176e8 (このIDを非表示/違反報告)
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