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時透 A
「花火、もうそろそろかな」
時透 無一郎
「さっきそんなこと言ってる人いたし、もうそろそろじゃない？」
しばらくあるいていると、ひらけた高台に出た。
人影はまばらで、どうやらここは穴場のようだ。
石垣の上に３人ならんで座る。ここなら花火も綺麗に見えそうだ。
…やがて。
ドォンッ…
大きな音と共に夜空に大きな花が咲き誇る。
パラパラパラ…と儚くも花弁が散っていく。
色とりどりの花が夜空に咲いて、そうしてすぐに散っていく。
時透 A
「綺麗…」
そう呟けば両隣で二人が頷く。
時透 A
「…懐かしいなぁ、前に来たとき、皆で花火見たの。覚えてる？
ドォンッ！！って大きな音がしてさ、むいがびっくりして泣いちゃって」
時透 無一郎
「もうっ、姉さんまでそんなこと持ち出さないでよ。さっき兄さんにも言われたし、僕ちっとも覚えてないし」
むいはむっとしたようにふくれる。
前の時は人混みの中だった。ゆうは母さん、むいは父さんに肩車してもらって、私は父さんに抱っこしてもらって。
私達は花火を見るのが初めてだったから、とてもわくわくしていた。
…そして
ドォンッ…
大きな音と共に夜空に花が咲いた。
今日と同じ、大輪の花が。
…と、同時に。
ときとう むいちろう
「うわぁーーーーーーんっ！！！！」
突然むいが泣き出した。
時透父
「無一郎！？どうしたんだ！？」
父さんが問うもむいはわんわん泣くばかりで。
時透母
「きっと大きい音でびっくりしたのね…父さん、少し代わってもらっても？」
時透父
「あ、あぁ。すまない」
父さんは私とむいを降ろし、母さんの降ろしたゆうを肩車してから私をもう一度抱えなおす。
母さんは大泣きするむいを抱き上げてなだめるように背を優しく叩く。
それでもしばらく泣いていたむいだけど、しばらくして泣き疲れて寝ちゃったっけ。
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るるっち(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます！お化け怖がってる子は可愛いの法則。どうやって柱時代任務を切り抜けていたのやら……笑 コメントありがとうございました！ (9月15日 14時) (
レス) id: ef030e36e0 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - お化け屋敷に行った時の有一郎が可愛いです♥️ (8月28日 23時) (レス) @page39 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - Kk さん» そうおっしゃっていただけ光栄です！その通り、超吉ガールですw小学生の頃からの愛読書です。コメントありがとうございました！ (6月25日 0時) (レス) id: 78fb67fc57 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - このシリーズ大好きです！！ 質問なんですが秋祭りの話15の大正にない小説は超吉ガールですか？ (6月24日 22時) (レス) @page17 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - ナタデココさん» ありがとうございます！キャンプですね、了解しました。リクエストが立て込んでいるのでかなり遅くなると思いますがご了承下さい。いえいえ、大丈夫ですよ！おきになさらず。飴ちゃんありがとうございますw コメントありがとうございました！ (2021年2月19日 2時) (レス) id: 124c6176e8 (このIDを非表示/違反報告)
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