13 ページ15
※今回は過去回想シーンがございます。
現在と過去を区別するため、過去の夢主の名前を平仮名で表記します。
未設定の方は、お手数ですが登場人物設定より夢主の名前の仮名を登録してくださいますようよろしくお願いします。
ご不明な点等ございましたらコメント欄よりご質問下さい。
ーーーーーーーーーーーーーー
…しばらくして。
ときとう ゆういちろう
「…う"〜…」
ときとう あかね
「ゆう?どうしたの?」
ときとう ゆういちろう
「…ねえしゃん…あたま、いたい…キーンって、する…」
ときとう あかね
「えっ、ゆう、だいじょうぶ!?」
びっくりしてゆうを抱き上げた私に、母さんが苦笑しながら教えてくれる。
時透母
「冷たいものを一気に食べたからかしらね」
ときとう あかね
「つめたいもの、いっきにたべたらキーンってするの?」
時透母
「ええ、でもそのうち治るわ、大丈夫よ」
ときとう あかね
「そうなんだ!
…あ、むいは大丈夫?」
ときとう むいちろう
「うん、へーきだよ!」
そういうむいの服をふと何気なく見て、私達は思わず笑った。
むいの真っ白い霞紋様の服が、かき氷をこぼしたらしく真っ赤に染まっていたからだ。
時透母
「あらあら…」
母さんは苦笑しながら巾着から手拭いをとりだして、むいの服を丁寧に拭いた。
時透 有一郎
「―――お前はあのあと花火でびっくりして泣いてた!!」
時透 無一郎
「兄さんだって帰りに転んで泣いてたっ!!」
時透 有一郎
「そ、それは関係ないだろっ」
時透 無一郎
「花火の事だって関係ない!」
二人そっくりな怒った顔をつきあわせてしばし睨みあった後、やがてむいが「…ふふっ」と笑う。
時透 有一郎
「なっ…」
時透 無一郎
「ふふっ…あはは、兄さんと睨みあってたら鏡と喧嘩してるみたいでちっとも迫力ないや」
むいがそういうと思わずゆうも笑って、それから二人仲良く笑い出す。
…ふふっ。
仲良しなのも、すぐ喧嘩するのも変わらないけど、
まだまだ私にとっては可愛い可愛い弟達だけど、
でも、いつの間にか二人とも大きく成長したんだね。
だってもうむいは服を汚してないし、ゆうも頭が痛くなるほど焦って食べたりしてない。
それに、もう私や父さん、母さんが仲裁しなくても、ちゃんと仲直りできるようになったもの。
152人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るるっち(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます!お化け怖がってる子は可愛いの法則。どうやって柱時代任務を切り抜けていたのやら……笑 コメントありがとうございました! (9月15日 14時) (レス) id: ef030e36e0 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - お化け屋敷に行った時の有一郎が可愛いです♥️ (8月28日 23時) (レス) @page39 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - Kk さん» そうおっしゃっていただけ光栄です!その通り、超吉ガールですw小学生の頃からの愛読書です。コメントありがとうございました! (6月25日 0時) (レス) id: 78fb67fc57 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - このシリーズ大好きです!! 質問なんですが秋祭りの話15の大正にない小説は超吉ガールですか? (6月24日 22時) (レス) @page17 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - ナタデココさん» ありがとうございます!キャンプですね、了解しました。リクエストが立て込んでいるのでかなり遅くなると思いますがご了承下さい。いえいえ、大丈夫ですよ!おきになさらず。飴ちゃんありがとうございますw コメントありがとうございました! (2021年2月19日 2時) (レス) id: 124c6176e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ