検索窓
今日:14 hit、昨日:7 hit、合計:26,498 hit

11 ページ13

※今回は過去回想シーンがございます。

現在と過去を区別するため、過去の夢主の名前を平仮名で表記します。

未設定の方は、お手数ですが登場人物設定より夢主の名前の仮名を登録してくださいますようよろしくお願いします。

ご不明な点等ございましたらコメント欄よりご質問下さい。

ーーーーーーーーーーーーーー

ときとう むいちろう
「かきごおりだって!おいしそう!」

時透父
「本当だなぁ、よし、じゃあ3つ買ってやろうか」

ときとう ゆういちろう
「いいの!?」

時透父
「あぁ。さっき金魚すくいをやらせてあげられなかったから、その代わりだよ」

ときとう あかね
「…おとしゃんとおかしゃんは?いらないの?」

私が尋ねると、父さんは「あぁ、父さんと母さんはお腹が空いていないからいらないんだ」と笑った。

…父さんはそういい笑うけど、私は気づいていた。

父さん達は金銭的に余裕がないから、それでも氷はすぐにとけてしまうし5人で回して食べるわけにはいかないから、だから私達3人に1つずつ買おうとしているのだと。

私は、今まさにかき氷を買おうとしている父に言った。

ときとう あかね
「おとしゃん、わたし、かきごおりいらない」

父さんは驚いた顔をした。先ほどまで弟たちと一緒に食べたがっていたのだから当然だ。

ときとう あかね
「わたしもおなかすいてないんだぁ。だからいらない!」

そう続ければ父さんはようやく私の意図に気づいたらしい。

父さんは何度も私の申し出を拒もうとした。Aは何も心配しなくていいと、気を使わなくていいと。

けれど私は決しておれず、結局父さんが根負けした。

「ごめんなぁ、ありがとう」と何度も父さんは私を撫でた。

私は父さんに褒められて撫でられて嬉しいと思ったし、これくらい当然のように思っていた。

だから謝る必要なんて1つもなかったのに、父さんはやっぱり何度も謝り礼を言った。

12→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るるっち(プロフ) - 優衣さん» ありがとうございます!お化け怖がってる子は可愛いの法則。どうやって柱時代任務を切り抜けていたのやら……笑 コメントありがとうございました! (9月15日 14時) (レス) id: ef030e36e0 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - お化け屋敷に行った時の有一郎が可愛いです♥️ (8月28日 23時) (レス) @page39 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - Kk さん» そうおっしゃっていただけ光栄です!その通り、超吉ガールですw小学生の頃からの愛読書です。コメントありがとうございました! (6月25日 0時) (レス) id: 78fb67fc57 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - このシリーズ大好きです!! 質問なんですが秋祭りの話15の大正にない小説は超吉ガールですか? (6月24日 22時) (レス) @page17 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
るるっち(プロフ) - ナタデココさん» ありがとうございます!キャンプですね、了解しました。リクエストが立て込んでいるのでかなり遅くなると思いますがご了承下さい。いえいえ、大丈夫ですよ!おきになさらず。飴ちゃんありがとうございますw コメントありがとうございました! (2021年2月19日 2時) (レス) id: 124c6176e8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るるっち | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年11月13日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。