【鬼滅の刃】時透の長男は姉と弟に翻弄される。【時透兄弟】【短編集】

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【A side】

時透 無一郎
「…っていうわけで、兄さんに猫耳と尻尾が生えて大変なんだ(雑)」

放せ、とじたばたするゆうをぎゅーっと後ろから抱きしめながらむいが雑な説明を終える。

どうやら今日討伐した鬼が最後にむいに向かって血鬼術を放ち、庇った結果これらしい。

随分ファンシー思考だったのね、その鬼。(適当)

時透 A
「しのぶには看てもらった？」

時透 無一郎
「うん、そのうち治るって」

時透 A
「ふぅん…それなら問題ないんじゃない？」

時透 有一郎
「俺にとっては問題しかないんだよ」

治るまで外歩けないじゃないか、とゆうが赤面しながらいう。

時透 A
「まあそれは…ね？こんな可愛い子歩いてたら100人中100人は多目的トイレに連れていくだろうけど」

時透 無一郎
「いや渡○じゃん」

時透 有一郎
「おい、ここ大正設定なんだから時事ネタ使うなよ」

時透 A
「でもそれ以外何も問題なくない？
いつも可愛いゆうに猫耳と尻尾が生えたってさらに可愛いだけだし、害もないじゃない。
むしろ鬼ナイスよこれ」

時透 有一郎
「鬼を肯定するとか柱の発言とは思いたくもない」

時透 無一郎
「いや僕もそう思ったけどさ」

時透 有一郎
「おいこら」

大変なのはね…、とむいがゆうの尻尾を触る。

時透 有一郎
「んにゃぁっ！？」

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