【鬼滅の刃】時透の長男は姉と弟に翻弄される。【時透兄弟】【短編集】

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【NO side】

時透 無一郎
「ねえ姉さん、forgot(忘れた)ってどういう意味だっけ」

時透 A
「忘れた」

時透 無一郎
「えっ…ねえ兄さん、forgotってどういう意味だっけ」

時透 有一郎
「忘れた」

時透 無一郎
「えっ」

時透 有一郎
「…一応言うけど俺達が忘れた訳じゃなくてforgotの意味が「忘れた」っていう話だからな？Do you un…
Are you ok(いいか)?」

時透 無一郎
「わざわざ言い直す辺り」

時透 A
「というか発音よすぎでしょ、ゆう、もしや海外渡航歴は？」

時透 有一郎
「一度もない」

時透 無一郎
「生まれは？」

時透 有一郎
「日本」

時透 A
「国籍は？」

時透 有一郎
「日本」

時透 無一郎
「入籍は」

時透 有一郎
「するわけないだろまだ１４だ！！」

時透 A
「とかいってる女が大体40になっても50になっても売れ残ってるわよね」

時透 有一郎
「俺は！男！だ！」

時透 無一郎
「え…」

時透 A
「嘘だッ！！」

時透 有一郎
「お前ら今までの十四年間俺をなんだと思って生きてたんだよ！？」

時透 無一郎
「え…双子の姉の時透有子ちゃん」
時透 A
「え…可愛い妹の時透有子ちゃん」

時透 有子
「よしお前ら体育館裏」

時透 有子
「というかおい表示」

時透 A
「今どき体育館裏に呼び出されることって中々ないわよね」

時透 無一郎
「最近の学校って校舎の中に体育館あるイメージ(偏見)」

時透 A
「あーわかる、だから体育館裏っていわれてもピンとこないのよね」

時透 無一郎
「生類わかりみの令。…っていうか寒いね」

時透 A
「そうね、よし休憩にしよう！」

時透 無一郎
「賛成！何かおやつでも食べよっか」

時透 A
「そうね、アップルパイにする？クッキーにする？それとも…わ・た・し？」

時透 無一郎
「姉さんで(即答)」

時透 A
「売り切れです☆(笑顔)」

時透 無一郎
「は？買ったの誰？ちょっとそいつ殺ってくる」

時透 A
「唐突にガチトーンいれてくるのやめよ？」

時透 有一郎
「お前ら…」

有一郎の中で何かがプツンと切れた。

A&無一郎
「あっ…(察し)」

時透 有一郎
「いい加減に…

しろぉぉぉおおぉぉぉおおぉぉぉ！！」

今日一番の大声が時透家を揺らし、あえなくAと無一郎は勉強を再開する。

しかし、それも結局長くは続かず、有一郎は徹夜し翌日亡霊のような形相で学校に行くのであった…。

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