【鬼滅の刃】時透の長男は姉と弟に翻弄される。【時透兄弟】【短編集】

時透の末っ子は宴会で…？１　※むいゆう注意 ページ36

わんくっしょん
むいゆう注意です。
甘めです。無一郎が酔ってます。

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【有一郎 side】
半年に一度の柱合会議、その後の宴会。

俺は結構機嫌が悪かった。

というのも、いつもは俺と無一郎で姉さんを挟むようにして姉さんの両端に座るのに、今回は甘露寺さんと胡蝶さんに両端をとられ、

さらには甘露寺さんの隣に座れたものの甘露寺さんが姉さん達とばかり話すことでやきもちをやいた伊黒さんにネチネチと絡まれているからである。

伊黒 小芭内
「…しかもこの間甘味処に行ったときも男に声をかけられていて、まあ俺が追い返したが、ようするに何が言いたいかと言うとだな、甘露寺は可愛い、そうだろう時透兄」

絶対この人酔ってるだろ。言ってること滅茶滅茶だし。

というか「そうだろう」と同意を求められても。

「そうですね」などといえばセコムが発動するだろうし、正直に「姉さんの方が可愛い」などと言えば「甘露寺の方が可愛いに決まってるだろう」とかいわれ半殺しだろう。

明るい未来が1つも見えない。

伊黒 小芭内
「おい、無視をするな時透兄。人の話はちゃんと聞けと親に言われなかったか？俺は言われなかったがな」

聞いてないんだよなぁ。

そのときだった。

時透 無一郎
「にぃさぁん…」

と、後ろから弟の声。

時透 有一郎
「ん、どうしたむいち―」

助かった、とばかりに振り返ったその時。

何かが、唇に触れた。

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