無限城に住まう私 弐 【十二鬼月】

死にたくない！ ページ11

はぁ よく寝たわ。早く起きよう…あっ、やべ…金縛りだこれ｡起きれない。

いや、起きるんだ 起きるんだA！！

あああああ

　『あああああッ！！』

童「！？Aちゃん！？」

　『や、やっと起きれた…あ 童磨おはよう』

童「まだ夜だよ」

　『じゃあこんばんは』

童「いや…そういうことじゃないけどまぁいいか」

いいんだ

童「Aちゃんを探していたんだけどもしかしてずっとここにいたの？」

　『ん…うん、そうだよ』

童「そうだったんだ！気づかなくてゴメンねぇ。寝起きで悪いんだけど今から無限城にいくよ」

　『何で？』

童「ヒミツ」

ま、まさか無惨様の壺割ったのバレた？それとも薬品ぶちまけたこと？
　
ヒョイッ

　『ひゃああっ！』

担がれとる…

童「可愛い声出すねぇAちゃんは
じゃあいくよ」

　『やだ！まだこの世に未練が残ってるの！！死にたくない！！』

ベンッ

ああ、着いてしまった。
サヨナラ、私の人生。

…そういえばさっき童磨に嘘ついちゃったか？柱に捕まったこと言ったっけ？

￣￣￣￣￣
"あるって"という言葉分かる人います？
"歩いて"と同じ意味で、福島県の方言なんですよ。

重要→←おねむ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す