*変人柱と鬼殺隊 ページ40
「冨岡さん冨岡さん冨岡さん!!私すっかり元気になったよ!!ねえねえ何か言うことは!?私に言うこととかないの!?!?」
「そうか」
「もはや何も言わずに殴るのね!?つっら!!」
またいつもの日常が戻ってきた。
まず朝一番に冨岡さんに構いに行って、やさしく叩かれて。
「しのぶさん!私治ったよ!!面倒見てくれてありがとう!」
「それは良かったです。…ふふ、注射を打たれるときの貴女、面白かったですよ?」
しのぶさんに揶揄われ。
「むいむいっ!この前いいお店見つけたんだよね、一緒に行かない!?」
「…暇だったら、行ってあげてもいいよ。」
むいむいとお出かけの約束をして。
「宇髄さん!!嫁が無理ならお付き合いから始めてみませんかッッ!!!」
「いーや、派手に断らせてもらうぜ。まずはその地味にちんちくりんな性格直さねえとなあ?」
宇髄さんにやっぱり断られて。
「小芭内さーん!!蜜璃ちゃんいなくって寂しいよぉお〜〜!!!」
「音量を考えろ馬鹿。……まあ、分からんこともない」
小芭内さんに馬鹿って言われて。
「不死川さん!!このおはぎおいひもごもご」
「…食ってから喋れよォ」
不死川さんにこつん、と軽く小突かれて。
「この前の逢瀬楽しかったですね煉獄さん!!またいつか行きましょ!」
「そうだな!!逢い引きがこれほど楽しいとは…よもやよもやだ!!」
煉獄さんに、冗談か本気かわからないことを言われて。
「悲鳴嶼さん任務行かないでよぉおお!!!やだあぁあああ!!」
「ああ…それほど別れを惜しむ必要はない……一旦深呼吸するといい…」
悲鳴嶼さんに頭を撫でてもらって。
それでも、否、それだから。
私、鬼殺隊が大好きだよ。
家族の記憶はないけれど、きっとここのみんなが私の家族。
これからも忘れない、忘れたりなんかしない。
「Aさん……Aさん?」
「あっごめん考え事してた!」
「腹へった!!なんかねえのかよA!!食いモンの匂いすんぞ!!」
「お前Aさんにやたらくっつくのやめろよォ!?!?Aさんは!!俺と!!結婚するんだからな!?」
…やっぱり、私は鬼殺隊が大好きだ。
うん、いつまでもしんみりしたまんまじゃいけないな!!
「よーし、ここは上司として美味しいうどんのお店に連れてっちゃおう!じゃあ競争ね!」
「はっ、上等だコラァ!!」
「Aさっ…!?あ、俺も今いきます!!」
「は!?待ってよ炭治郎ぉ〜!!」
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ころころ - ゆるふわですやん! 知ってるんですか! (2019年10月4日 20時) (レス) id: 327fdb2cac (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - こんのなんでも屋さん» コメントありがとうございます〜ッッ!!!わりと皆さんに気付いてもらえて内心同志を見つけられたようで嬉しいです!! (2019年10月3日 17時) (レス) id: 647675a819 (このIDを非表示/違反報告)
こんのなんでも屋 - あーっあーっしぬかとおもった!しぬかとおもった!ってどっかで聞いた事あると思ったらぴーまるちゃんとこのうさぎさんw (2019年10月2日 19時) (レス) id: 8cb1996207 (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - ゆきさん» わーコメントありがとうございます!!!続きます!!続編行きます!!体調管理にも気を配りつつ頑張っていきますー!! (2019年10月2日 7時) (レス) id: 647675a819 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 一瞬最終回かと思ってめっちゃびっくりしたけど、続くの文字を見てとりあえず一安心。この作品は今まで見てきた中で一番好きです。これからも投稿楽しみに待ってます。無理をせず頑張ってください。 (2019年10月1日 21時) (レス) id: fbbd62be54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネロ | 作成日時:2019年9月8日 15時