【鬼滅の刃】変人柱は黙れない

＊風柱は受け入れない ページ11

「しーなーずーがーわーさーんー！！！不死川さんったら！！こっち向いてよねえ！！私をその助平な胸板で抱きとめてはくれないの！？！？」

「…気持ち悪ィ」

「うぅ〜〜〜何億回と言われてきたことだけどやっぱり不死川さんの声だと圧が違うッッ……♡ゾクゾクしちゃう♡」


縁側に胡座をかいていた不死川さんの袖をぐいぐい引っ張ってみる。

けど、私が拝みたいご尊顔はそっぽを向いたままでいる…

最近顔すら見てくれない人が多いね！？！？きちんと目を見て話そうって育手の方に教わらなかったんですか！？！？！？

顔すら見たくない？あっ、ふーん…(納得)


「こんなにいい天気なんだし折角なんだからひとつ抱擁とか！！！どう！？！？アッ人に物を頼む時の言葉遣い！？！？お願いします何卒その助平な胸板に飛び込まさせてくださいませぇ…♡♡♡」

「言ってねェよ気持ち悪ィ」

「ッッウ゛ーーーーーン゛この！！！！！」


一瞬ちらっと向けられた目線があまりに鋭かったのできゅんきゅんしてしまった。

も、もっと射抜いてェ……っっ♡♡


「……最近お前、新入りにばっか構ってんじゃねぇかァ。どういうつもりだ？」

「お？？炭治郎くんたちのこと？？それはもうかわいくってたまらないからだよ！！かわいい後輩は愛でて愛でて愛でまくってこそ！！でしょ！？！？」

「やっぱ気持ち悪ィなァ…」

「語尾が気持ち悪いで定着してる件についてご説明願いたく」

「ご説明もクソもあるか馬ァ鹿。」

「あああ〜〜〜〜！！！無理！！！お前こそ自分の顔面の整い方は人を殺すってよく覚えとけバーカ！！！！」


Q.胡座をかいて頬杖をついている不死川さんに軽蔑した表情で見つめられるとどうなる？

A.お釈迦でお願いします(音楽)

柱って全員顔いいじゃんね〜〜〜好きだよ〜〜〜〜！！！！

とかいろいろ葛藤しつつ不死川さんの袖は掴んだままである。


「しつけぇんだよ、こんな所でお前なんかと駄弁ってる暇はねェ。」

「ええ〜〜〜任務でもあんのぉ！？！？いいじゃんもうちょい一緒にいたって！！」

「お前なァ…」


は〜〜ッと思いっきりクソデカため息をつかれた。つらみ。

やっぱりみんな私には厳しいなあ…厳しみ…………(気に入った)


「今度暇があったら甘味処に付き合ってやらァ」

「およ………？？ッッッそれマ！？？やった〜〜〜〜不死川さんと甘味処〜〜〜〜〜やっった〜〜〜〜♡♡♡♡」

「うるせェ…」


不死川さんの刀の鞘で思いっきりどつかれた。何故。

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