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漆_いつもと違うキミ。_ ページ10

全話の無一郎sideです。

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今日は、約束の逢引の日。


非番だけど、一応日輪刀を持っている。


逢引なのでこの前買った着物を着て、加えて宇髄さんの奥さんに髪を結ってもらった。


ニヤける宇髄さんを躱してAとの約束の場所に行く。

胸が高鳴る。





約束の場所に凄い綺麗な人がいた。誰だろう。


『無一郎っ……!!』


その綺麗な人が僕に話しかけた。その綺麗な人はAだった。頬に熱が集まる。


「へっA、その格好……」

『ん?』

「凄い、綺麗……」


いつもと違うAに余裕が無い。Aの顔も真っ赤だ。


『ありが、とう…無一郎もかっこいいよ?』

「ちょっやめて!!」

思わず声を荒らげてしまう。


「恥ずかしいからぁ……」


情けない姿を見せてしまっているが、それどころじゃない。

『とりあえず、どこか行こっか…』









甘露寺さんにお勧めされた甘味処に入る。
甘い物を食べて頭を落ち着かせよう。

「何食べる?」

『んー…じゃあ桜餅!』

「僕はお団子で。」

店の人「はい!」


外で桜が咲いている。桜を見つめるAは任務の時とはまた違う美しさでかわいらしい。


『綺麗……』




___もう、どこまで好きにさせるの。





『…………え?』


気付いたらAの頬に手を伸ばしていた。

桃色の頬に唇を寄せ、一瞬だけ触れ合う。


「……かわい。」


『!??!?』


頭を撫でると、恥ずかしそうにそっぽ向くA。


桜色じゃ言い足りないAの頬の熱が僕にも移ってきたように暑い。





運ばれてきたお団子の味なんて覚えてない。









春なのに暑いのはAの所為。









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いかがでしょうかね……
内容は視点が変わっただけなのでつまんなくないかな(・_・;)

捌→←漆



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ユリア(プロフ) - どんな展開になるかドキドキワクワクしながら読みました!素晴らしい作品をありがとうございました(o^―^o)ニコ (2022年12月16日 12時) (レス) @page43 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 感動しました…!! (2021年2月22日 22時) (レス) id: 20f17d6d24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユノしの | 作成日時:2020年3月23日 17時

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