不治の病でも、私は________________ 【鬼滅の刃】【時透無一郎】

エピローグ ページ43

月日は流れ、時は現代＿＿＿





かつて鬼を狩っていた彼等は世を去り




新しい人々が暮らしている。





「ちょっと善照！テスト前なのに信じらんない！」

「凄いんだよ皆！命懸けで戦ってt」



「ほら、炭彦起きて。」

「起きてるようー」

「俺28回同じ事言ってるんだけど」




今はもう、"呼吸"を使うものはいない。





そんな世の、とある産院。




「可愛いわね、双子ですって」

「そっくりね〜」

「ちょっといいかしら」

「どうしたの？」

「この女の子ね、双子の子の弟の方を見ないと寝付けないのよ。」

「変ねぇ、赤ちゃんなのに寝ないの？」

「ええ。この子を見ないとずっと起きてるのよ」


『あう、うー……』


「あらほんと、寝たわ」

「変わってるわね」

「この子達将来はカレカノかもよ？」

「幼なじみとの恋ね。いいわ〜」

「それにしても……」

「この子達、絶対美男美女になるわ」

「違いないわね。あら旦那さん！実はね…」







輪廻転生。





世にはそんな言葉がある。






信じるか信じないかは人それぞれだ。






だが、かつて生きた


不治の病をもった少女と、


彼女を愛した少年は、







生まれ変わって







また出逢う＿＿＿＿＿＿。

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