不治の病でも、私は________________ 【鬼滅の刃】【時透無一郎】

丗肆 ページ39

＿＿あいつが眠ってから、世界は色褪せ








ひとつ、気味の悪い生物を強く照らした。








まるで、私に"殺せ"と命令するかのように。









無惨との戦いは困難を極めた。




水柱、風柱、恋柱、蛇柱、岩柱、時柱と6人の柱がいて、始まりの呼吸をつかう炭治郎くんもいるのに。


やはり、鬼の始祖は強かった。


ここにいるほぼ全員が痣者であるにも関わらず。





伊黒さんは目が潰れた。蜜璃ちゃんも耳が削げた。

私も左腕を失ってしまった。





夜明けまで四半刻程。



私達は全力を尽くす。






煉獄さん、しのぶさん、無一郎、玄弥くん





亡くなっていったかつての仲間達の分まで。







実「おい、茅野。あれ使ったらどうだァ」



『…………！！』



蜜「負担が大きいのは分かってるわ。でも、頑張りましょう！Aちゃん。」



黒「お前は柱だ。自信を持て。」


義「……できる」


悲「打撃になる筈だ。頼む。」




『……………はい。』









時の呼吸の最高難度の技。




小さな私の体には負担が大きいため、師範に若いうちは2回までと言われていた。




1回は下弦の弐を倒した時、柱になったとき。





もう1回は、今使うべきだ。





命に変えても。









刀を円状に回す。


その筋に文字が浮かび上がり、時計ができる。


指針が5回、動く。








『＿全集中 時の呼吸 伍の型





逢魔時 』









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「Aならできるよ。」

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