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day22 ページ27

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柊side




俺が一緒に寝てやってから何分か経ったあと
すぐ爆睡し始めたA。





『すぴー…すぴー……ぐごっ』




柊「おっさんか。

…、そろそろ仕事進めるか」




そう思い俺はパソコンへ向かった。




コーヒーを入れようと思いカップを持って立ち上がると、

ドアが開いた。







柊「何か用か?」







そこに立っていたのはAの幼馴染の佐藤颯太だった。






佐藤「…Aの様子を見に来た。」



柊「苦しめた張本人が見舞いにきたのか。
ご苦労だな。」



佐藤「…っ

俺はアイツのためになると思ってやっただけだ


俺は何も悪くない…!!」



柊「なるほどな…」





俺はカップを置いて佐藤に近づいた。






柊「Aのことをちゃんと見ずに

自分の思った正義で苦しめてもか?


お前はしっかりアイツのことを見たのか?」




佐藤「見てるに決まってるだろ!!!

だから今日だってちゃんとアイツのために家にまで迎えに行ってやって、学校に連れてきたんだよ!」




柊「それだよ、その事を俺は言ってんだよ!」




そう言って俺は佐藤の胸ぐらを掴み壁に叩きつけた。




柊「お前のその自分勝手の正義で人を傷つけてんだよ!


Aをよく見てないからそうやって出来んだよ!


今日アイツが学校に行く前嫌な顔してなかったか!?

ちゃんと見たのかよ!?おい!」




佐藤「…っ!

な、なんだよ…なにそんなムキになってんだよ。


てか何なんだよお前…、俺の方がもっと前からAと一緒にいたのに

つい最近に来たお前とばっか一緒にいてよ…。

うぜぇんだよ…、邪魔なんだよお前。」




柊「俺はアイツとちゃんと向き合ってるんだ。


お前はそれで本当にAを幸せに出来るのか?」




佐藤「…お前、Aのことが好きなのか?」





柊「……、」




その問に俺は答えることができなかった。





佐藤「…マジかよ…。有り得ねぇ。


お前みてぇな変態ロリコン教師のこと
アイツが好きになるはずねぇから。」



そう言って佐藤は保健室を出て行った。






俺は爪が食い込むくらい佐藤の胸ぐらを掴んだ手を握り締めた。






『…せんせ?』


柊「っ、A起きたのか。」


『いや、なんか物音がしたから…』


柊「悪いな、起こさせて」


『ううん、別に。

先生大丈夫…?顔色悪いけど』


柊「大丈夫だ。気にするな」



そう言って俺はまたパソコンに向かった。

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桜乙(プロフ) - すんごくおもしろかったですっ!更新頑張ってくださいっ!!! (2019年5月10日 1時) (レス) id: 5cb505021a (このIDを非表示/違反報告)
muiku(プロフ) - くらげさん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年4月3日 16時) (レス) id: 6f040f388d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 更新頑張ってくださいっ!!! (2019年4月3日 13時) (レス) id: aaafa168c7 (このIDを非表示/違反報告)
muiku(プロフ) - ちょころんさん» わわわ!ありがとうございます(´;ω;`)更新頑張ります! (2019年3月25日 8時) (レス) id: 6f040f388d (このIDを非表示/違反報告)
ちょころん(プロフ) - 思わずニヤニヤしてしまいました笑すごく好きです!!更新頑張ってください〜 (2019年3月23日 20時) (レス) id: 7432b5910b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むいく(カワウソ) | 作成日時:2019年3月18日 0時

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